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会席料理の影響を受けたNYのトレンドが変。

ByRem York Maash Haas

10月 10, 2012
Facebook http://www.facebook.com/maashjapan
http://www.nytimes.com/2012/10/10/dining/tasting-menus-can-be-too-much-of-a-good-thing.html?_r=1&hp

 

高級和食がニューヨークのトレンドになって以来、素材をそのまま小さく盛りつけするのがオシャレな感じがすると、業界では思い込んでいる。

なので、さまざまな「Good thing」がメニューに登場しているが、どうみても勘違いなものが多い。

 

たとえば、うずらの卵を漬けたものは、こう盛りつけた。自然を再現するのは確かに和食っぽい。

 

リチェンという謎の素材を揚げたものは、石の上に。

 

気持ちはわからないでもないが…。

 

このいわゆる「テイスティングメニュー」のみの店は確かに流行だ。

シェフによる芸術のような小さい食事が、ひっきりなしにテーブルにやってくる。

それが見た目美しければ、女性は喜ぶだろう。

しかし、中には写真のように、見た目を重視しすぎて奇妙なものがある。

 

ニューヨークタイムズの記者は、これらのテイスティングメニューが未来の高級料理のスタンダードになるかもしれないが、このマラソンのような食事の時間(4時間になるときもある)と、すぐに食べ終わって待ち時間を迎えるひとときに、無力感を感じることもあるという。

 

記者は「Japanese kaiseki or omakase menus」について批判しているわけではないとしている。

が、その記者にkaisekiのセンスが本当に伝わっているかといえば、あやしい。

 

今年はニューヨークでAteraとBlancaというテイスティングメニューのみの店が誕生した。

アラカルトは時代遅れかのように、オールオアナッシングのメニュー。

好き嫌いは許されず、シェフの好みに喜ぶしかない。

 

新しいジャンルにルールはないので、しばらくはこの混沌を静観するしかないだろう。

http://ateranyc.com/

 

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