もずが枯木で サトウハチロー原詩のタイトルは「百舌よ泣くな」だった

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厭戦歌謡〈もずが枯木で〉。ソウルフラワーユニオンモノノケサミットのカバーによって知った歌ですが、この悲しさがたまりません。昭和10年にサトウハチローが作詞したものですが、なぜこの戦時にこの詞が検閲を通ったのが疑問に思った二木鉱三という人が、当時発表されたものは今の詞と違うのではないかと、発表時のものを調べました。
それはまず、タイトルが「百舌よ泣くな」でした。
歌詞は以下の通り。
百舌が枯木に 泣いてゐる
おいらはわらを たたいてる
わたひき車は おばアさん
こっとん水車も 廻ってる
みんな去年と 同じだよ
けれども足り無え ものがある
兄(あん)さの薪割る 音が無え
バッサリ薪割る 音が無え
兄さは満洲へ 行っただよ
鉄砲が涙に 光っただ
百舌よ寒くも 泣くで無え
兄さはもっと 寒いだぞ
反戦詩であることには変わりなく、児童向けだったことからではないかということです。
それにしても、戦前の岩手の、普段の日々がストレートに伝わってくるのはなぜでしょう。
奇をてらうわけでもなく、ただ静かに兄のことを想っている、その普通の想いだからこそ、心に響くものがあります。
ちなみに、今の歌詞は茨城で民謡として戦後歌われていたもの。
サトウハチローの詩に感動した茨城県の教諭、徳富繁が曲をつけ、県内にひろまったためです。





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