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80年、うらびれた町を歌ったアレンタウン、歌詞の意味。

ByRem York Maash Haas

11月 3, 2009
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82年の「ナイロン・カーテン」におさめられているビリージョエルの「アレンタウン」。
アメリカには今に限らず、昔から負の一面があって、映画ではよく暗い田舎のアメリカが描かれてきました。その暗さが結構好きだったりするのですが、彼のこの歌にはその良さがあるような気がします。曇り空のアメリカ田舎町。
アレンタウンはアメリカ、ニューヨークのマンハッタンから西へ140キロ、ペンシルバニア州の3番目の都市で、人口はおよそ10万人。歌詞に出てくるベツレヘムは東にある隣町です。
ジャージーショアというのは、ニューヨークの南に200キロにも及ぶとにかく長い海岸のこと。ビーチは白砂で美しいです。USOは軍のさまざまなサービスを担当する団体。
この歌はそのUSOで出会った退役軍人の町で、炭坑が閉じ、すっかり変わってしまった町を描いています。
炭坑の悲哀を感じたこの町も、戦前には同じようにシルクの工場で栄枯盛衰を味わっています。
今はそれなりに娯楽施設もある普通の幸せな町のようです。
歌の冒頭の音は、2003年まで営業をしていたベツレヘム製鉄所の鉄をプレスする音。
ちなみにコードだとCCEmEmです。
このころの社会問題を歌ったビリージョエルの歌声は本当に素敵です。
映像はオフィシャルではなく、実際にアメリカの製鉄風景で作られたもの。
以下、アワライ直訳です。

俺たちはアレンタウンに住んでいる

工場はすべて閉鎖

ベツレヘム製鉄所の外では誰もが暇をもてあまし、

求職の申し込みに並んでる

父親たちは第二次大戦で戦った

週末はジャージーの海岸で過ごし

USOで母親たちと出会い

ダンスを申し込んで、ゆったりと踊ったのだ

そして俺たちはここアレンタウンに住んでいる

不安は人から人へひろがり

住みづらくなっていく

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