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英BBC 先進国の中で、日本は母親になるのに最悪の国?

ByRem York Maash Haas

3月 22, 2013
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-21880124
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英BBCが現在アップしている記事のタイトルがこれだ。

Japan: The worst developed country to be a mother?

 

記事によると、日本の女性はここ10年で雇用は伸びたが、まだ子どもがいる母親がいい仕事を得るのは難しいとしている。

記事に出てくる女性はNobuko Ito。

彼女は有能な弁護士で、流ちょうに英語を話す。国際的な契約関係を取り扱う仕事経験があり、プロフェッショナルな日本人女性だ。

 

すでに会社は辞めた。

そして、3人の子どもがいるからだ。

Doing both is extremely difficult.

日本ではまだ、両立は極端に難しい。

 

Nobuko さんによると、忙しい月は300時間も働くこともあったという。

朝9時にオフィスに入り、夜3時に仕事が終わる。

「もし仕事を続けたいなら、子どもたちのことは忘れなくてはならない。それはできなかった。不可能だった」と彼女は答えている。

 

日本では最初の子どもができたときに、70パーセントが仕事をあきらめるという。

記事では

Japan’s working culture can be brutal

日本の労働文化は無慈悲だ。

 

と表現している。

 

労働文化だけが無慈悲なわけじゃない。もう一つの理由として記事は、夫の存在をあげている。

日本人男性は、ヨーロッパやアメリカと違い、子育てを自分の役割だと思っていない。

スウェーデンやドイツ、アメリカの夫は、平均で3時間、家での子育てを手伝う。

日本では家事を手伝うのが1時間。子どもと接する時間は15分だという。

 

そして、育児休暇があるにも関わらず、誰もそれを選択しない。

Most Japanese men are very hesitant to use the system.

そのシステムを恥じているからだ。

 

「俺の役割は仕事で、俺のおかげでメシが食えるのだ」

そんな台詞は最近聞かなくなったが、まだまだ最後の切り札として夫たちはそんな思いを心の底に抱えている。

 

多くの女性が子どもを持っても仕事を続けたいと考えているにも関わらずだ。

そして、保育園は不足している…。

 

日本のバース・レイトは女性一人あたり1.37人。

人口を安定させるには2.1人が必要だ。

 

ヨーロッパやアメリカではバース・レイトは近年上昇している。

スウェーデン、デンマーク、アメリカでは女性雇用率が高く、バース・レイトも高い。

雇用率が低いイタリア、韓国、日本はバース・レイトが低い。

 

日本は2006年から人口が減り始めていて、次の半世紀で3分の1も減少すると予測されている。

記事の最後の言葉はこれだ。

Nothing like that has ever happened before.

 

こんなことは、今まで起こったためしがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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