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米入植地の人食い事件を証明する「ジェーンの頭蓋骨」

ByRem York Maash Haas

5月 2, 2013
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http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2317815/First-permanent-British-settlers-America-CANNIBALS-ate-14-year-old-girl-survive-deadly-1609-winter.html
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2317815/First-permanent-British-settlers-America-CANNIBALS-ate-14-year-old-girl-survive-deadly-1609-winter.html

 

1609年の冬、14歳の少女が、食われた。

イギリスからアメリカへの最初の恒久的入植だったジェームズタウン。

美少女ジェーンは、何者かに頭部を攻撃され、体は人々の食料となった。

 

スミソニアン博物館が発表したのは、ジェームズタウンでカニバリズムがあったという明確な証拠。

それは、14歳の美少女の頭蓋骨、通称「Jane of Jamestown ジェームズタウンのジェーン」だ。

なぜ、ジェーンは食べられてしまったのか。

 

ヴァージニア州のジェームズタウンは、イギリス人による最初の恒久的入植地。

1607年にロンドンのヴァージニア会社によって、1616年から1699年まで植民が行われた。

当初は6000人ほどが住んでいたという。

 

しかし、その初期に、致命的で記録的な寒波があった。

そのため、1609年から1610年まで町は、致命的な飢饉となった。

当時のリーダーは、「世界的悲劇」とその飢餓状況を表現している。

収穫物がほとんどなかったのだ。

 

リーダーの記録によると、人々は犬、ねずみ、ヘビ、革靴まで食べた。

そして、ある男は妊娠中の妻を殺し、食べたという。

ロースト、ボイル、バーベキュー…。

共食い、カンニバル。

 

しかし、考古学者にとっては、「確固たる証拠なし」として、カニバリズムはあくまで伝説と片付けられていた。

 

 

ジェーンを襲った4つの傷

 

2012年の夏、ある頭蓋骨がジェームズタウンで発掘された。

14歳のジェーンのものだ。

ゴミとともに葬られていた頭蓋骨は、一部がなかったが、「動物に食べられた」と解釈された。

 

しかし、ジェーンは誰だったのかという研究は続けられた。

彼女は1609年6月にイギリスのプリマスから出る船にのり、ハリケーンに遭遇しながらも、8月にジェームズタウンに到着。

そして、1年もしないうちに、死んだらしい。

 

研究では、彼女の頭のCTスキャンや、デジタルイメージによる再現などが試みられた。

それが、ジェームズタウンにまつわるあの伝説を証明するものとなった。

何者かに食料として殺された形跡が発見されたのだ。

 

4つの傷と、頭蓋骨を開こうとした痕跡…。

共食いの兆しは明らかだった。体の解体に慣れていない人々による、体の切断…。

ジェーンは、「世界的悲劇」の犠牲者だったのだ。

 

彼女を食べた人々を、恐ろしいカニバリズムの犯罪者として責めることはできない。

彼らには、絶望感しかなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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