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中国「死の航空機」を無償でトンガへ。NZ政府が反発。

ByRem York Maash Haas

7月 10, 2013
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http://www.abc.net.au/news/2013-07-09/gfxman1700tongaplanejpg0jpg/4809732
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先進各国が安全性の面から利用を認めていない事故多発機がある。

中国製のMA60(Xian MA60)だ。

 

中国はこのオンボロ機を、トンガに無償で提供した。

週末、トンガ政府は歓迎セレモニーで、安全性も確かだと訴えた。

 

それに怒ったのが NZ政府。

今までトンガではNZ国営の航空会社Chathams Pacific Airlineが独占していたからだ。

観光面での財政援助を続けてきたが、それも打ち切る可能性がある。

 

しかし、NZ政府が主張しているのは、自分たちのシェアを汚されたからだけではない。

その中国のとんでもなく危険な航空機への警告だ。

 

 

2009年のフィリピンでの事故を皮切りに、ボリビア、ミャンマー、ジンバブエなどで深刻な事故が11件もおき、この2ヶ月で3件も発生している。

事故が起きた国はアフリカや南米、東南アジア。

先進国ではこの機体の利用を認めていないため、第三国でのみ、活躍しているのだ。

 

それにしても、墜落してしまうような機体は認められるべきではない。

2011年、このMA60はインドネシアで墜落。乗員乗客27名全員が死亡した。

最近2件も連続して事故が発生したミャンマーでは、 MA60の飛行をついに中止。

 

まさに「死の航空機」だが、無償で与えられると、欲しがる国もあるのだ。

中国は年内にもう一機、トンガに送る予定だという。

 

NZ政府としては、トンガへの旅行に対して、注意を呼びかける予定。

日本人としても、トンガでの旅行では決して MA60に乗らないように気をつけてほしい。

 

 

 

 

 

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