11日の朝8時46分、遺族はグラウンドゼロに集い、黙祷した。
そして、犠牲となった3000人の名前が読み上げられる。
9時3分、鐘が鳴る。そして再び、名前の読み上げが始まった。
ペンシルバニアでは、10時3分。鐘が鳴り、乗客と乗員の名前が読み上げられた。
あの日から12年。
それぞれの時間が、忘れられない数字となった。
ペンタゴンに落ちた旅客機の遺族は、バージニア州アーリントンに集った。
彼らが黙祷したのは、9時37分。
77便がペンタゴンに落ちた瞬間の時間だ。
オバマ大統領がスピーチしたワシントンでは、8時46分に黙祷が行われた。
ペンシルバニアの10時3分は、旅客機がジャンクスビルの畑に墜落した時間。
死を覚悟した乗客の一部らが、ハイジャックされたコックピットに突入。
田園風景に向かって、時速580kmのスピードで飛ぶ旅客機が墜落した。
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