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ナチス占領下のパリの幸せを撮影したカメラマンの心の傷。

ByRem York Maash Haas

9月 12, 2013
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http://www.dailymail.co.uk/news/article-2417335/Paris-Nazi-lens-Propaganda-images-occupied-French-capital-citizens-thriving-German-rule.html
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2417335/Paris-Nazi-lens-Propaganda-images-occupied-French-capital-citizens-thriving-German-rule.html

 

ナチスが、「占領下のフランスが幸福であることを証明せよ」とカメラマンに命じた。

命じられたアンドレ・ズッカ(Andre Zucca)が撮影した、第二次世界大戦当時のその写真が今、物議を醸している。

 

ファッショナブルなパリの女性がナチスの兵士とポーズをとり、卍の旗印の下で喜ぶパリジャンの姿がある。

 

2008年、60年以上の時を経て、これらの写真は公開された。

副市長クリストファー・ジラールはこれらの写真に耐えきれず、「吐きそうだ」とコメントした。

 

ズッカは戦前に成功したフォトジャーナリストであり、パリ・マッチ誌などで写真が採用されていた。

1940年6月14日、パリが陥落。翌年、ナチスのプロパガンダとして、パリの風景を撮るよう依頼された。

 

ジラールは「完全にコントロールされていた」と発言したが、「ナチス占領下でもパリは幸せ」という記録を残されたことは、苦難の4年間を生き抜いたパリの人々にとって屈辱のようだ。

 

1944年、解放にともない、ズッカは逮捕される。

彼は起訴されず、1973年までウェディングのカメラマンとして生き抜いた。

 

人間の幸せを撮り続けた彼に、心の傷はあったのか。

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