ブカレスト 地下ジャンキーの世界。「チャウチェスクの子供たち」のその後。

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 http://www.dailymail.co.uk/news/article-2632858/The-ultimate-living-How-poor-carve-living-SEWERS-Eastern-European-city.html

英デイリーメールが、ブカレストの地下ジャンキーエリアを記事にしている。

ここは、広大な地下構で、何百人ものジャンキーが住む。

 

すべてがHIV保持者で、4分の1が結核持ちだという。

 

この悲惨な状況のはじまりは、あのチャウチェスクの時代にある。

彼は大統領時代、「子供を4人生む」という政策を行ったが、当時のルーマニアは、自国農産物を輸出ばかりする政策によって、自国民が飢えていた。

そのため、子供たちは捨てられ、ストリートや施設に集まる。

彼らは、「チャウチェスクの子供たち」と呼ばれた。

 

施設では食べるものがないので、その替わりに、血液製剤を子供たちに与えていた。

HIVは、その血液製剤によって蔓延する。





子供たちはHIVになり、政権はその事実を隠蔽した。

 

大人になった子供たちは、地下に移動した。

そして、彼ら自身が子供を作ったのだった。

 

地下帝国を支配しているのは、リー(ブルース・リー)と呼ばれる男。刺青と自傷のあとが生々しい。

生後3日で母親に捨てられた彼は、施設に送られる。

そのとき一緒に育った友は、全員亡くなっている。

 

彼の父は、ドラッグ・ディーラーだった。

彼から地下の人々にGlue(シンナー)が届けられていた。

やがて、その子供であるリーが、住むようになり、この広大な地下の王となった。

 

腕と足にはチェーン。ジャケットにはバッジとキー。

まさにアンダーグラウンドの王という威厳が彼にはある。

 

地下への入り口は、駅前の歩道。そこに穴があり、午後遅くにゾンビのように人が這い出てくる。

地下世界の状況はぜひリンク先の写真を見てほしい。

映画としか思えない光景がひろがっている。

 

おそらく彼らには、彼らだけの物語と伝説があるのだ。

決して観光客が出会うことのない、ブカレストの影の物語。

 

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