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NASAが「ワープ・ドライブ」エンジンをテストか。

ByRem York Maash Haas

5月 1, 2015
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ワープ

 

 

映画の話ではなく、実際の記事、ニュースである。

ワープ。

4時間で月に行けてしまうほどの速さで、宇宙船を推進させる。

EMDrive(electromagnetic drive)というエンジンの研究だ。

 

光より早いというその仕組みは、シンプル。

電子レンジで使うマイクロ波を、バウンスさせて進むという。

つまり、燃料は電気だ。

 

研究は以前からされているが、宇宙では問題があるらしい。

「真空では動作しない」

という定説があるからだ。

といっても、それを古典物理学として捉えれば、突破口はある。

 

最新の研究の様子は、NasaSpaceFlight.comのフォーラムで明らかになった。

ここには、プロジェクトに参加している技術者がやってくるからだ。

 

私はこの記事ではじめてこのEMドライブなる存在を知ったので詳しくは説明できないが、記事によると密閉容器(宇宙船)の中をマイクロ波がバウンスすることで、推進力になるらしい。

 

ロンドンの研究者ロジャー・ソーヤーが2000年にコンセプトを発表したが、真面目にこのコンセプトの実験に取り組んだのは中国の研究グループだけだった。

昨年にはアメリカの研究者とNASAが、同じようなエンジンが動くことを実証する論文を発表。

しかし、真空中で誰もテストを行わなかったため、誰も信用しなかった。

 

それが、NASAによって完全真空による実験がされたというのが、フォーラムによって明らかになったのだ。

 

発表されるのはまだ先だが、成功し発表されれば、相当なビッグニュースとなるだろう。

実用化されれば宇宙船は今よりずっと小さくなって、太陽電池だけで動くことができるようになる。

 

でもまだ、誰も乗りたくないとは思う。

 

 

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