CittY インタビュー  音楽を聴くところ。

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citty

 

3rdミニアルバム『AKE NO MYOJYO』を出したばかりのバンド『CittY』。

最強のドライブ・ミュージックを誕生させ続ける彼らのルーツは何なのか。 小学生時代からの音楽体験から、今現在のアウトドアなメンバーの休日まで、赤裸々に語ってもらった!

(インタビュー・文 Maash編集部)

 

まずは普段、みなさんの休日のライフスタイルを教えてください。

岸田(ベース)

つけ麺ばっかり食べてます(笑)。

まぁ、夏になると一気に活動的になるので、アウトドア志向になります。

やっぱり夏にどれだけ海に行けたかがちょっと、勝負になるところがあって、それで夏の充実度が決まってくるというか。今年も7月に入ったので、今月あたりからいろいろと、海に行く計画を何本も立てている感じですね。

好きなのは千葉の外房とか、南伊豆あたりですかね、水がキレイなんで。 泊まりで行くときもあって、だいたいロッジとかでバーベキューやったり、最近は水中写真に凝っていて、魚やウミウシの写真を撮ったりしてます。

もともと香川県出身で、海にふれる機会が子供のころから多かったので、こっちに来ても夏になると海が恋しくなるというか。

音楽も一年中、夏冬問わずですね、海の匂いがするものを主に好んで聴いているという感じですね。

 

みなさんはそんな岸田さんに影響されているんですか?

 

グミ(ボーカル) 毎年、みんなで海に遊びに行っています。

森(ドラム) 多大な影響を与えてくれました。 僕ももともと好きではあったんですけど、あまり行く機会はなかった。

グミ 私はサーフィンをちょっとやってたんですけど、足がつかなくて怖いのと、地元のサーファーがこわくてやめました(笑)。ボディボードぐらいがちょうどいい。足がつくので。

岸田 グミさんは逆に一年中海とか山とか、アウトドア派だよね。

グミ はい。山登りは夏になると結構行きます。

日帰りできるしょぼい山しか登らないんですけど、朝出て、登って帰ってくるっていう感じで、グッズは日帰りできる程度で、テントとかは持っていかないです。

 

どうして山登りが好きなんですか。

グミ 父がすごく好きで、一人で勝手に山を登っていたぐらい好きみたいで、私ももともと、何がきっかけでしたかね、高尾山が気持ちよかったとかがきっかけだったのかな、いろんな山に。奥多摩とか神奈川近郊に行ったりしてます。

 

CittY グミさん

 

音楽はクルマで聴いたりするんですか?

岸田 夏が近づいてくると、iTunesでプレイリストを作るところから始まります。

BBQのときは、このプレイリストとか、そういうのに命かけてます(笑)。

けんたろう(ギター) 毎年何かしら作ってますよね。

岸田 そう。毎年更新して。

けんたろう 毎回バクチクが入ってる(笑)。BOOWYも入ってる。

岸田 それはちょっと、サプライズというか。ドライブのときは運転手がたまに目が覚めるように運転手が好きな曲を入れるとか、そういう感じですね。海が近づくとこのへんが流れるようにするとか、距離にあわせて計算して長いのを作ります。

けんたろう  あえて高速を使わず下道で行ったりしているので、時間をかけて。

岸田  そうですね。じわじわテンションをあげていく。

森  楽しいですよ。選曲も楽しみです。それぶっこんでくるかと。

 

それは音楽制作に影響を与えてますか。

岸田 そうですね。夏に得たものを、その後の制作に反映させるというか、糧にするというか。

自分たちの歌もこっそりと入れるんですが、まあやっぱりなんか緊張してしまうので…。いつ聴いても。

グミ きゅっとするよね。

けんたろう 録ったときの気になるところとかが…。スタジオみたいになっちゃう。

岸田 逆になんというか、実際そういうシチュエーションで聴いてみたときにどうなのかは大事なので、あえて入れたりします。

IMG_0147

 

 

部屋ではどんなふうに過ごされていますか。

岸田 なんかしら、部屋の片付けするにしても、亀の水槽洗うにしても、音楽は常に聴いている感じです。あとは、電車で移動するときとかですね、いかに自分が電車に乗っているということを忘れるかが重要なので、ヘッドフォンをかけて、サングラスをして、なるだけ自分の世界に入る。

やっぱり、結局、音楽って聴いているシチュエーションで違うというのがあるので、電車に乗っているときとか、集中してハマるときがありますね。

なんとなく聴いていたものが、ハッとしたりするときとか、発見があったりします。

森 一番聴くのは電車の中なんですけど、集中してながして聴けるというか、最近はずっとシャッフルして、すごい脈絡ない繋ぎで来るじゃないですか。それが好きでぐっちゃぐっちゃに入っているやつをぐちゃぐちゃに再生して、ハードコアのあとに淡谷のり子さんが来て、おおっていうのを味わいたくて。

 

けんたろう 僕はそれが出来なくて、マルチタスクが苦手なんですね。

なにかやりながら音楽を聴くことができない。聴けてない感じがして、聴くときは「よし聴くぞ」みたいな感じで聴いてますね。家でちゃんと時間を作って聴きます。

何か同時にできる事があるとすれば、もうお茶飲んで聴くか、ビールとかお酒飲んで聴くかぐらい(笑)。

citty けんたろうさん

 

昔は色々やりながら聴いていたと思うんですけど、いつからかできなくなって、気がついたらまったくしなくなってますね。





森 運転中なんて絶対聴きたいけどな。

 

けんたろう いや、運転に集中したいから。単純に危険を回避したいとか、事故りたくない(笑)。 あっと思ったときに、すぐ楽器がない環境も嫌だったりもして。部屋だとギターがあるから、あっと思ったら止めて、ちょっと戻してもう一回聴いたり、弾いたりできる。するとストレスがないというか。

もやもやしているのが嫌で、その曲がなんだったのか、あとでわからなくなるのも凄い嫌で。

昼間聴けるときはスピーカーから出すんですけど、どうしても夜が多いので、いつも部屋ではヘッドフォンで聴いています。

ビール飲んで聴くと、だいたい最終的にはガンズとかあがるやつになってきて…。

岸田 夜にガンズ(笑)。

けんたろう ビールがなくなって買いに行くときとか、俺は地上最強の生物だというテンションになってます。

 

グミ 私は家で聴くのが一番多くて、あまり電車で聴かなくて。

2、3年前から、レコード聴き出して、最近の新譜はダウンロードできるコードが入ったりするので。 昔のものもレコードで買ったりして、聴いたこと無くても、安かったりするとジャケ買いします。

ごはん作りながら聴いたりとかですけど、基本的に私は聴くという感じで聴いてます。

学生のとき、中学高校は学校が楽しくなさすぎて(笑)。学校の帰りに、最寄りの駅に着いてから、音楽聴きながら自転車乗るのが好きで、最初は商店街で、どんどん店が少なくなっていって、緑が多くなって、風が多くなって。家の近くは大きな公園があって。

昔からずっとヘッドホンが好きで、耳の中じゃなくてまわりで音がするのが好きで、聴いているとうわっと音楽が来る感じがして。風を感じながら音楽聴くのががっとテンションあがって好きでした。

あとは、やっぱりライブとか行って、大きな音で生の演奏を観るのが心を動かされる瞬間が多いです。 聴いていたのは、レッチリとか、結構ロック聴いてましたね。

岸田 グレてたもんね。

 

グミ そう。グレてましたね(笑)。 あとは、オアシスとか、U2とか、トラヴィスとか、そんな感じですかね。

 

森さんはいかがですか? 子供のころの環境は

森 地元が、今もそうなんですけど、CDショップがないんです。本屋さんにカセットがあるくらいで、岐阜の山のほうなんですけど。

なんで、小学校くらいから聴いていたのは、兄が聴いていたのを受け売りで、カセットテープを作ってもらって聴いていて、中学になると先輩が何かしら手にいれてきたのをカセットテープにダビングして、中学でバンドはじめたので、BOOWYとかジギーのコピーをしていたので、よくダビングしてました。

森さん CittY

 

新しいCDを手に入れてくるのが、誰かが遠くの街に行ったときに買ってきて、みんなでまわして聴くので、結構偏っちゃうんですけど。狭い範囲でそうやって聴いてました。 高校でいろいろな音楽に会うようになったという。

(カセット部分が)AとB二つあって、ラジオも聴けるラジカセがあって、兄のおさがりですけど、それで聴いてました。

ウォークマンは高校で初めて買ったので、それまではずっと家でしか聴けませんでした。 音は山の中なのでまったく気にしませんでした。 家の中でドラムを叩いたりしてました。

 

けんたろう それいいねぇ。

森 川の向こうの集落でも聞こえたらしいです。

けんたろう 「毎日祭りやってるけど、こっちは大丈夫?」みたいな。

岸田 敵対する集落が…(笑)。

グミ 負けられない…みたいな。

森 高校もカセットで聴いていて、耳コピは今思うとカセットのほうが楽だなと思います。

iPodは少し戻すのが苛つくというか。

 

みなさんカセット世代ですか?

グミ 私もこの中で一番若いんですが、最初はカセットです。

けんたろう 高校のときはMDだったよ。

森 あることは知ってたよ(笑)。 高校卒業してはじめてMDウォークマンを買いました。

iPodをはじめて持ったのは、CittYに入ってからです。

岸田さんの中古をもらって。

岸田 さっきからおさがりばっかりだな(笑)。

森 それをもらったきっかけではじめてパソコンを買いました。

グミ 凄いね。最近だね。

森 今もカセット持ってます。厳選して、これはっというのをとってあります。

今の家にコンポがあるので、たまに聴いてます。

休日は家で聴いて、普段は電車の移動とかで、でかけるときにイヤホンで聴くのが多いです。

家で聴くのはトラウマになっていて、3年くらい前に引っ越したんで今の家はいいんですけど、前の家がぼろアパートで、家で音楽かけてたら隣人にすぐ通報されちゃって、「爆音が流れている」と。10分後におまわりさんが来たんですが、ドアをあけたとき、「全然うるさくないですね」って言ってました。

けんたろう それでみんな引っ越していく(笑)。

森 音楽以外の過ごし方としては、ベランダで野菜作っています(笑)。 毎朝世話しています。最近はカブと小さい人参と。

グミ 凄いね。(野菜は)できるの? 大都会で。

森 できるよ。いろいろ。

 

休みの日は一人で出かけたりとかしないですか?

 

森 いや、グミさんみたいに山のぼりに行こうとかあまりないですね。海も好きなんですけど、もともと山や川が好きで、CittY入ってから取り戻すように海にいくようになりました。 淡水が、岸田さんウケが悪いので、川とかテンションあがらないみたいで。

岸田 川は浮かないですからね。浮力がちょっと。

けんたろう 川にCittYで行くことは確かにないね。

森 僕は川で泳いでました。中学はプールがなくて…。

けんたろう いろんなものがないね(笑)。

森 海は得体のしれない生物がいる。

岸田 それがいいんですよ。それがロマンだよ。

森 命の危険になるものが…。

岸田 海は世界の海と繋がっているから。そういうロマンがあるでしょ。

森 僕は海でウツボにかまれたんですよ(笑)。

けんたろう あれは凄かった。

グミ あれ凄かったねぇ…。

森 ちょっと潜って、指を。

グミ すごい落ち込んだ顔で帰ってきて。

森 血が止まらなくて。すごいけっこうな穴が開いてました。

岸田 ウツボってそうそう襲わないんですけど、はじめて聞きました。

けんたろう 海と合わないんだね。

岸田 そうですね。海から拒否られている。

森 一気にテンション下がりました。

 

影響を受けたアーティストはいますか?

 

森 高校くらいからハイスタにはまりました。メロコアに何年かはまったんです。

そういうスピード命みたいなドラムをずっとやってました。

で、スーパーバタードッグとか、ファンク色の強いものに寄っていって、そのあとは、影響ってほどいかないですけど、タワー・オブ・パワーにいって、そういうドラムが好きになったので。近年はそういうとこ目指している感じはあります。

岸田 彼はそういうのを目指しているんですけど、僕はなるべくザ・フーとか、悪いドラムをいっぱい聴かせて、どうにかそっちにいかせようと、せめぎあいです(笑)。どうにか彼にはキース・ムーンになってほしいので。

けんたろう 僕の音楽の入り口は親族が音楽やっている人が多くて、いとこのお母さんがピアノの先生だったりとか、みんなが楽器弾けるものだから、僕もピアノ弾きたいとなって、5歳ぐらいから、楽器という意味ではそこから弾き始めて、中学になったくらいで、いろんな日本のロックですよね、それこそBOOWYとかジギーとか(笑)。

岸田 そこはみんなリンクしていくんだね(笑)。

けんたろう そういうものから聴きだして、それ以前はカーステで親の聴いていたものを聴くみたいな。それこそユーミンとか…。

サザンは母親が好きだったので、ほとんどの曲はわかるくらい聴いていて。

中学生以降は亘くんとほとんど変わらない。世代的にハードロックからヘヴィメタルに行き…一番ギター的に影響受けたなと思うのは、パンテラのギターのダイムバッグ・ダレル。

音色は人間の暖かみがないけど、プレイは温かい。そこが大好きで、亡くなったときは本当にショックでした。

それからガービッチとか、汚いけど洒落乙なやつも聴いたりしたけど、やっぱりそのへんは聴くだけになっちゃってて、プレイするというところまではいかなかったですね。

このバンドをやるようになって、もっとまったく違うものを聴くというか、弾くのほうが近いのかもしれないですけど、あえて中島みゆきさんを聴いたりとか。ギターの人は意外といろいろやってたり、全体のアレンジもキメキメだったり、参考にしたりします。

あとは岸田さんがいろいろこんな感じと、音源を貸してくれるのをひたすら聴いて。

 

岸田 そもそもバンド組むときに僕がメンバーを集めたんですけど、あえて、やりたい音楽のイメージに反したメンバーを集めようというのがあって。

オシャレなギターばっかりやってる人じゃなくて、けんたろうがハードロックが好きだというのは知っていたので、逆に面白いかなと思って。森くんもメロコア出身だとわかっていたので。あえて狙ったところがあって、そのほうが面白いかなと思って。 実際、欲をいえばもっとメンバー個々のカラーが、ルーツがでてくればもっと面白いと思うんですけど、要所要所で一筋縄ではいかないところが面白いかなと思っています。 要はポップスな曲をやろうとしても、どこかしらパワフルな部分が出てきたりとか、だいぶバンドのカラーになってきているのかなとは思いますね。

けんたろう それ前提で加入したというか、結局自分一人の世界でやる範囲の物事ってどこまで行くかだいたいわかるので、そうじゃないことをしたいというか、友達に誘われて行ったことのない店に行くというのと近いノリ。

森 僕も同じ。違うことをやるっていうので面白そうだと思った。

 

けんたろう 想像以上に大変でしたけどね(一同笑)。 昨日たまたま新しい音源が出るにあたって、過去の音源をゆっくり聴いてみたんですけど、苦労している自分が走馬燈のように思い出してきて。うわーっとなって、もっとこうすればよかったなとなるんですけど、でもなんか苦労しながらも、ものができる過程が楽しくてやってるのもあるので。

 

岸田 僕が常にメンバーに高いハードルを設定しているので、妥協は一切認めないというか(一同笑)。

あまりにもイメージとかけ離れているのも嫌だし、置きにいっているのも嫌だし。

まぁ、わかりやすく言うと、バンドでやっているからにはメンバー個々のパーソナリティが反映されるのが面白いと思うので、そこをいかに引き出すかというか、そのためにハードルをあげているという感じです。

 

 

ハードルは誰が一番高いんですか?

 

岸田 グミさんが一番高いですね。

けんたろう 酷なくらい高いね。

岸田 彼女自身がですね、自分自身に対するハードルが低いんで(一同笑)。

僕があげてあげないと。

というか実際僕は女性ボーカルが好きなんで、やっぱり理想が高くなりますね。 細かくいろいろあるんですけど、自分は歌う人じゃないけど、やっぱり歌はこうあるべきだという理想があってですね。そこに向けてこういろいろ頑張ってもらっている感じですね。

グミ やっぱり時間を、CittYと過ごす時間を重ねた分だけ、単純にできることが増えてきているんで、まぁその、ハードル低いんで(笑)。

岸田 認めるなよ(笑)。

グミ なんか、やっぱり出来ることが増えると楽しいし、出来ること、余裕が増えると、単純に楽しくなるんで。ね(笑)。

岸田 技術的なこともそうですが、歌に対する考え方ですね。それがどんどん、なんか良くなっているというか、シンガーになっているというか。すごく上から目線ですけど(笑)。 だからといって、ハードルは上がっていく一方ですけど(笑)。

自分が気持ちいいとかじゃなく、それがどうやったら聴くひとに伝わるかという考えにシフトしていってますね。

グミ 自分が何を求められているかという、一歩ひいた考え方がちょっとずつできてきているかなと。

 

森さんとけんたろうさんの思うグミさんの印象をお聞かせください。

森 岸田さんからの歌の要求があるんですけど、前は、何を求められているかわからないというのが出てたけど、そういうのが理解できてきたことで、今回はすんなりイメージが伝わっている感じがしました。それを体現できているんだろうなと、そんな気はしますね。

グミ なんかもっとないの、かわいいとかさぁ。

森 そういうのか。

グミ 色っぽくなってきたとか(笑)。

けんたろう いつも可愛い。

グミ 嘘っぽいわぁ。

岸田 イツモカワイイデス(棒読み)。

けんたろう いやぁ、まあ歌はほんとに上手くなったよね。それは凄いなと思う。

あとステージで不安にならなくなった。 横でボーカルがびびっているときって、そうなっちゃう。

ああ、今日グミさんびびってるなっていう時が凄い減った。 明らかに成長したんじゃないかなと。

岸田 いまだに曲はじまりのカウント出しは…。

けんたろう それは地獄です(一同笑)。

森 実はライブのステージ上ではとてつもない緊張感が。

カウント出しのセンスのなさがはんぱなし…。

グミ MCとか、お客さんを煽ったりとかしながら曲に入ろうとするとわけわかんなくなるんです。 でもみんなうまいことやってくれてる(笑)。

岸田 そこはみんな無駄に訓練されている。

 

CittY グミさん

 

どんな曲を歌うときが一番楽しいですか。

グミ 今までやっている曲は全部楽しいんですけど、なんか新しい曲やったときに、やっぱり毎回新鮮で一番あがるというか。

けんたろう 好きだよね、新しい曲ね。

グミ しっとりした曲でも、アップテンポな曲でも、みんなどういう反応するかなとか。どういう顔でとか、どう揺れるのかなとか。ライブで発表するときが一番、がっとなります(笑)。

岸田 …ボキャブラリー。

グミ がっとなります(笑)

岸田 僕も新曲を初めて演るときはドキドキですね。ドキドキなんですけど、やっぱり曲は人前に出して、こうはじめて完成に向かっていくもんだと思うので、そうですね、そういう意味では楽しいですね、わくわくします。

ライブでやってみて、お客さんの反応を見て、また、それによって微調整されたものが音源になったりすることも多々あるので。自分たちの中だけで、スタジオでやっている時点ではまだ完成していないんですよね、曲って。人前に出てはじめて…上手く言えないですけど。

 

今後の未来像はありますか?

 

岸田 常々言っていることなんですけど、自分たちが音楽を作っている以上は、やっぱりそれが自分たちの知らないところで誰かに届いて、誰かの生活のワンシーンだったりとか、誰かの人生にこうリンクしていくことが、もの凄く美しいことだと思っていて、自分がリスナーとしてそういう体験をしてきたので、そういう誰かの人生に寄り添うような音楽をいっぱい作れたらいいなと、そこを一番目標にやっています。だからまずは多くの人に聴いてもらいたいなというのが、目標ですね。

やっぱり今まで出した音源でも、本当に知らない地方の知らない人がですね、僕らの音源を買ってくれて、なんだろう、「夏になるとまたCittYが聴きたくなる」と言ってくれるとものすごく嬉しくて、やっててよかったなと思うときなので、そういうのがたぶん、僕らのモチベーションにもなっていくと思います。

 

どういう場面で聴いてほしいというアイディアはありますか?

岸田

常に客観的に作っているつもりなので、この曲はドライブのときに聴いてほしいなとか、なんとなくあるんですけど、最終的にどういう環境で聴きたいかとか、どういうときに聴きたいかは、それは聴く人が決めることだと思うので、それはもうお任せしますというか、みなさんの聴きたいところで聴いてもらいたいと思いますが、でも、今回の新しいアルバムはですね、どっちかというと、それこそ外で、オープンエアの状態で聴いてもらうと何かいろんなものとリンクしてくるんじゃないかと思っています。

グミ 今回のアルバムは、高野さんにプロデュースしてもらった2曲は、私たちの限界をはるかに超えて、すごくいい作品になったんですけど、それ以外でもいつもと違うフォークな曲が入ってたりとか、ユーロビートも入ってたりするので、真面目な部分と、キャッキャしている部分と両方楽しんでいただけたらいいなと思っています。

 

岸田 今回はじめて外から力を借りてやったというのは、大きかったですね、本当に。

圧倒的に違うものを見れたというか、大きかったですね。

もう高野さんっていうのももちろん、僕らから熱望してお願いした人なので、本当に予想以上に、予想以上にって言うと失礼ですけど、こんなにもかわるんだと、すごい勉強になったというか、貴重な体験でしたね。

6曲中2曲やっていただいて、残りの4曲はそこから刺激を受けたことによって、ちょっと今までバンドの中で凝り固まっていたものの外にいけたかなと思っています。

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高野さんは本当にイメージしていた通りの人で、大先輩に失礼なんですけど、清潔感ですね、音楽人としての清潔感がすごくあって、今回ギターも弾いてもらったりとかしたんですが、高野さんのアコースティックギターが入ると一気に曲が清潔になったり。 すごい、サァーッとする感じというか。

あと、高野さんは足が長かったです(笑)。足が長いのにびっくりしました。

グミ シンプルなんだけど、考えすぎて難しくしてしまったことを、もっとリラックスしていいんだよと、もっとこう単純に音楽を楽しんでいいんだよみたいな感じで、さわやかな風を、やさしく運んできてくれたという感じが。

岸田 本当にそうですね。

けんたろう 音楽を作ってるという感じがすごく、その現場をすごく楽しんでいる感じがして、ああそれでいいんだと思いましたね。自分の性格もあるんですけど、どうしても作業よりになってしまうんですね。ギター弾いていると。

そうじゃなくて、音楽なんだから、もっとそれを楽しもうという雰囲気を作ってくれて。

岸田 確かに音楽やってるなっていう感じはしましたね。

森 すごい緊張感の中で、すごい楽しかったです。

けんたろう 緊張はしたよね(笑)。

岸田 高野さんと同じ空間にいるー、と実感してしまう時間が数分に一度やってくるんですよね。もともと大好きなミュージシャンなので、たまにそれがやってくる。でも逆に高野さんが僕らをリラックスさせてくれました。

グミ みんな凝り性なんで、まったくその、完璧なものを作ろうと、私も完璧に歌いたいし、完璧な物を作ろうとしてしまうんですけど、高野さんは空気感が大事って言ってくれてたんですよ。多少粗くても、それがこう良い感じだったら別に…それもそれで味だからいいよって。

 

最後に岸田さんの音楽的ルーツについてお聞かせください。

岸田 音楽に目覚めた小学校高学年から、とりあえずロックを聴いてないと駄目だみたいな風潮があって、ユニコーン、ブーム、レピッシュなどはほんとに好きだったんですけど、こっそりユーミンとか、山下達郎さんとか、こっそりとですね、ウォークマンに入れて聴いてました。

ヤンキーぶりたい年頃で、あんまりユーミンとかが好きだというのを堂々と言っては駄目だという変なアレがあったので。でも僕の中では本当に大好きだったんで、やっとこう、堂々と言えるようになったというか(笑)。

本格的に楽器をはじめるという意味では、ビートロックあたりの音楽をバンドで合わせる体験が衝撃的に楽しかったのがきっかけですね。作曲作詞という意味での大きなルーツはユーミンとか達郎さんとかになると思います。

大学のときにカーネーションというバンドを知りまして、カーネーションは大昔から活動していたんですけど、僕にとってそれまではロックだポップスだと乖離していたものなんですけど、カーネーションを聴いたときに、ありとあらゆるものが音楽の中にあって、すべてが幸せに共存しているというか、僕の中ではそういう音楽だったんで。たぶんCittYの音楽を作るにあたって、そのあたりが融合したというか、共存しているのはそこがやっぱりルーツになっていると思います。

結局、ジャンルに縛られることがいかにしょうもないかと、大学生のときに自分の中で気づいたというか、核ができたというか、CittYの音楽もなんでもありなところがいいと思います。ジャンルがないところ、それでいいんだと思っています。

 

 

CittY

3rd MINI ALBUM
「AKE NO MYOJYO」 絶賛発売中
ツアーファイナルワンマン
9月20日(日) @青山・月見ル君想フ
”夏うらら私をCittYに連れてって”
開場17時30分 開演18時30分
前売り 2,500円(+1Drink)

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