ミネソタ警官誤射事件の衝撃。

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今週、アメリカで無実の黒人が警察に射殺される事件が2件発生し、アメリカ、イギリス共にトップニュースで報道されている。

うち一つは三人でドライブ中、運転していた男性が警察に車内で撃たれるという衝撃的なもので、隣にいた恋人が動画を撮影し、フェイスブックで公開。警察の非道がアメリカ全土に暴露され、オバマ大統領がコメントする事態になっている。

車内で射殺されたのはフィランド・カステイルさん(32歳)。6日水曜日の夜9時、恋人のダイアモンド(ラビッシュ)・レイノルドと彼女の娘の3人でファルコン・ハイツを雑貨店までドライブ中、警察に呼び止められた。理由は、「テールランプが壊れているため」だった。

カステイルは銃を所持していることを警官に伝え、助手席のレイノルドは「銃所持許可証は持ってるわよ!」と叫んだ。

その後、ライセンスを取りだそうとした彼の腕を目がけて警官は4発から5発撃ったらしい。

動画には血まみれでぐったりとしている男性が映っていて、後部座席からは子どもの怯える声もする。

そこに警官が銃を向け、狂ったように叫ぶ。

“I told him not to reach for it. I told him to get his hand out.”「それに手をのばすなと言っただろ! 手を離せと言っただろ!」

恐らく、警官自体がパニックになっている。泣きそうな声で、息づかいも荒い。

 





カステイルは地元ミネソタの小学校や高校の食堂で働いていて、特に犯罪を犯すような人でもない。母親によると18歳からずっと真面目に働き、税金を払ってきたという。

 

動画(Philando Castile Shot 4 times in Falcon Heights, MN)はカステイルが撃たれた直後からはじまる。

白いシャツが赤く染まり、横たわるカステイル。目は開いていて、苦しそうに呻いている。

警官は少し離れたところから近づいてきて、レイノルドはカメラに向かって説明をしている。

警官は

Ma’am Keep your hands where they are!「手をそのままに動かさないで!」と叫ぶ。

車の中でレイノルドは

“You shot four bullets into him, sir. He was just getting his license and registration, sir.”

「彼に4発撃ったわね。彼はライセンスと登録証を取ろうとしてただけなのに」

と警官に向かって冷静に言っている。

彼女によると、警官は「動くな」と言って、彼が両手をあげたときに撃ったという。

その後、警官らによる蘇生が試みられたが、助からないことを知ったレイノルドが号泣するシーン、娘が慰めるシーンがあり、動揺するレイノルドに、4歳になる娘は「私がそばにいるから大丈夫」と声をかけている。

 

動画がもたらす臨場感は凄まじいものがある。

小さい娘の前で起こった殺人事件だと、レイノルド(彼女自身も犯罪歴はない)は市民を前に訴えているが、後部座席にいた子どもの心情を思うと、正常な国だとはとても思えない。

警官は数名で銃を向けて車を取り囲んでいて、撃たれたカステイルは救命作業をされぬまま、子どものいる座席にたおれかかっている。

苦しんでいるカステイルに警官は銃を向け続け、狂ったように叫んでいるのだ。

「手を離せといったじゃないか!!」と、泣きそうになりながら。

 

残った二人は車から出され、レイノルドは

「お願いだから彼が死んだなんて言わないで!」と叫ぶ。

「プリーズ、ノー!」と叫ぶ。

動画は空に向かって置かれたままで、声だけが説明されているが、男性の声で「ふぁっく!」と何度も叫ぶ声が聞こえるが、おそらく撃った警官のものだろう。

レイノルドによると、警官は中国系だったという。外見がアジア系ということなので、日系、韓国系の可能性も否定できない。

 

もう一つの警官による射殺事件(5日、ルイジアナ州)も動画が撮影されていて、同時期に起こった警官による誤射事件は過去にないほどの衝撃をアメリカに与えている。

各報道でのニュースコメンテーターの口調やオバマ大統領のコメントなどには非常に深刻な雰囲気があり、市民による抗議運動も各地で起こっている。

Stand up America。

 

ABCの記事

http://abcnews.go.com/US/man-minnesota-police-killed-traffic-stop/story?id=40402805

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