エルトン・ジョンCandle In The Wind 歌詞直訳 ever didからever willへ

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70年代の哀愁をただひたすらに表現する1970年のエルトン・ジョン。
『キャプテン・ファンタスティック』と『グッバイ・ブリック・イエロー・ロード』で70年代を感じるには十分だ。
さて、今回はその中から『Candle In The Wind』。聴いていると何かの物語の中に引きずり込まれ、悲しい気分を共に感じることができる名曲。
その後ダイアナ妃のトリビュートとして(『Candle in the Wind/Goodbye England’s Rose』)復活したこの曲の直訳歌詞。

もともとはノーマ・ジーン、つまりマリリン・モンローに書かれた詞だったが、作詞者バーニーがダイアナ用に書き換え、『Candle In The Wind 1997』として発表した。

まずは原曲から。いつも通り意訳せず、そのまま直訳。

この原曲を知ることから、ダイアナ版を読み解くヒントを得ることができるはずだ。

 

Candle In The Wind

 

Goodbye Norma Jean  さよならノーマ・ジーン
Though I never knew you at all 決して君のことは知らないけれど
You had the grace to hold yourself 君は自分を保つために優雅さを持っていたね
While those around you crawled 君のまわりの人々が這いまわっていた間に
They crawled out of the woodwork 彼らは枠から這い上がってきて(out of the woodwork どこからともなく出てくる woodwork ゴールの枠などの意味)
And they whispered into your brain 君の脳に囁いた
They set you on the treadmill 君を踏み車にセットして
And they made you change your name そして彼らは君の名前も変えさせた

And it seems to me you lived your life そして、僕にとっては、君は君の人生を生きていたと思えた
Like a candle in the wind まるで風の中のキャンドルのように

Never knowing who to cling to 誰にすがっていいのかわからない
When the rain set in 雨が降り始めても(set in 始まる)

And I would have liked to have known you そして、君を知っていたかっただろう
But I was just a kid 僕はただの少年だったけれど
Your candle burned out long before 君のキャンドルはずっと前に燃え尽きた
Your legend ever did 君の伝説はまだ続いていたのに

 

Loneliness was tough 寂しさは頑固だった
The toughest role you ever played その頑固な役を君は演じてた
Hollywood created a superstar ハリウッドはスーパースターを創造する
And pain was the price you paid そして苦しみは君が払った値段だった
Even when you died 君が死んだときでさえ
Oh the press still hounded you メディアは君を追っていた(hound 追い回す)
All the papers had to say すべての新聞が言わなきゃいけなかったのは
Was that Marilyn was found in the nude 「マリリンは全裸で見つかった」ということ

 

And it seems to me you lived your life
Like a candle in the wind
Never knowing who to cling to
When the rain set in
And I would have liked to have known you
But I was just a kid
Your candle burned out long before
Your legend ever did

Goodbye Norma Jean
Though I never knew you at all
You had the grace to hold yourself
While those around you crawled

 

 

Goodbye Norma Jean さよならノーマ・ジーン
From the young man in the 22nd row 22列目の若い男より
Who sees you as something more than sexual セクシャル以上の何かを君に見た
More than just our Marilyn Monroe ただの僕たちのマリリン・モンロー以上に

 

And it seems to me you lived your life
Like a candle in the wind
Never knowing who to cling to
When the rain set in
And I would have liked to have known you
But I was just a kid
Your candle burned out long before
Your legend ever did

Your candle burned out long before
Your legend ever did

 

 

解釈で難しい部分はここ

Your candle burned out long before

your legend ever did

もしこれが

Your candle burned out long before; your legend never did

だった場合、キャンドルは燃え尽きたけれど、伝説はまだ続いていた(決して燃え尽きなかった)ことになる

君のキャンドルはずっと前に燃え尽きた

君の伝説は燃え尽きなかった

 

だけど、この歌詞のように





Your candle burned out long before your legend ever did

の場合、伝説よりも先にキャンドルは燃え尽きてしまったけど、伝説がいつ終わったかどうかはわからない。でも今は伝説は終わってしまっている。

つまり、意訳では「彼女の伝説が終わる前に、彼女は死んでしまった」となる。「伝説のまま死んでしまった」でもいい。

君の伝説が終わる前に、君のキャンドルは燃え尽きてしまった

引退して普通の人に戻る前に、死んでしまったノーマ・ジーンへの歌だ。

伝説は生前からも続いていて、死んでから伝説が始まったわけではないところがポイント。多くの日本人の訳が「伝説が始まる前に」と誤訳している。

 

ノーマ・ジーンと本名で呼びかけている部分もポイントだ。

この歌は、マリリンという作られた女性ではなく、素の本人を尊重している歌。それがこの歌のメッセージだ。

 

さて、こちらがダイアナ版

 

Goodbye England’s rose; さよならイングランドのバラ
may you ever grow in our hearts. 君が僕たちの心で育ててきたバラ
You were the grace that placed itself 君はバラそのものの優雅だった

where lives were torn apart. 命が引き裂かれた場所で
You called out to our country, 君は君の国に向かって叫んだ
and you whispered to those in pain. そして苦しみの中で彼らに囁いた
Now you belong to heaven, 今、天国にいる
and the stars spell out your name. そして星たちが君の名前を読み上げた

And it seems to me you lived your life それは僕にとって君が君の人生を生きていると思えた
like a candle in the wind: 風の中のキャンドルのように
never fading with the sunset 決して夕陽と共に消えない
when the rain set in. 雨が降り始めても

And your footsteps will always fall here, そして君の足跡はいつもここに落ちる
among England’s greenest hills; イングランドの緑の丘の間に
your candle’s burned out long before your legend ever will.

君のキャンドルは燃え尽きた 君の伝説はこれからも続く

 

Loveliness we’ve lost; 私達が失った愛
these empty days without your smile. 君の笑顔がない、この空っぽな日々
This torch we’ll always carry 僕たちがずっと運び続けるこの灯火
for our nation’s golden child. 僕たちの国の輝く子どもたちのために
And even though we try, そして僕たちはトライするけれど
the truth brings us to tears; 真実は僕たちに涙をもたらす
all our words cannot express すべての僕たちの言葉は、表現できない
the joy you brought us through the years. 君が僕たちに何年もの間もたらした歓びを

 

And it seems to me you lived your life それは僕にとって君が君の人生を生きていると思えた
like a candle in the wind: 風の中のキャンドルのように
never fading with the sunset 決して夕陽と共に消えない
when the rain set in. 雨が降り始めても

And your footsteps will always fall here, そして君の足跡はいつもここに落ちる
among England’s greenest hills; イングランドの緑の丘の間に
your candle’s burned out long before your legend ever will.

君のキャンドルは燃え尽きた 君の伝説はこれからも続く

 

Goodbye England’s rose, さよならイングランドのバラ
from a country lost without your soul, 君の魂なく、国を失い、
who’ll miss the wings of your compassion あなたの思いやりの翼を寂しく思う人より
more than you’ll ever know. 君が知る以上に

 

今回は

your candle’s burned out long before your legend ever will.

前回と違って、

your candle’s burned out long before;  your legend ever will.

このように、前半と後半を分けてる感じがする。

 

君のキャンドルはずっと前に燃え尽きた

君の伝説はずっと続く

 

という感じになる。

ノーマ・ジーン版は素の本人にこだわったが、ダイアナ版の歌詞にはそれがない。

彼女がもたらした歓びと、彼女のすべてが国民の心に残り続けるであろうことを謳った。

今までもこれからも、伝説(彼女)は生き続ける

 

というメッセージの歌になったのだ。

 

エルトンのグレイテスト・ヒッツ、1973年版のキャンドル・イン・ザ・ウィンドが収録。
グレイテスト・ヒッツ 1970-2002

こちらがグッバイ・イエローのスーパー・デラックス版
Goodbye Yellow Brick Road (40th Anniversary Celebration / Super Deluxe)
 


1997年発売 全世界売上は3300万枚

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