「これは完全なメルトダウン」CNN フクシマ後の「メルトダウン」という意味

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CNNが福島原発の2号機、3号機のメルトダウンを伝えています。
テプコ(東京電力)が認めたFuel rods(燃料棒)のmelt(メルト、溶融)。
3号機は60時間以内、2号機は地震の101時間後に溶けた燃料棒が圧力容器の底に落ちたと報道しています。「Fuel rods may have melted in more Japanese reactors, company says」
使っている言葉は、完全溶融というa full meltdown。

ただし、テプコが発表した二つ目の想定シナリオでは、a full meltdownではなく、部分溶融の可能性もあるとしています。

またCNNはあることにも注目しています。テプコが「メルトダウン」という言葉を使うのを避けていること。テプコが説明した理由は、「冷却が上手くいっているため」。

しかし、CNNがインタビューした専門家(ミシガン州立大学の原子力工学教授、CNNアドバイザー)が、すでに被害が出ている以上、これはメルトダウン以外の何ものでもない。と述べています。





しかも、1号機のようにすべて溶けているなら、a complete meltdown以上のなにものでもない。という言い方をしています。完全なメルトダウン。

しかし日本では今まで、「メルトダウンはない。安全だ」という意見を大手メディアに出演した専門家からブロガーまでさまざまな人が言い続けてきました。
池田信夫という人にいたっては、メルトダウンはないと言い続けたことに対して、「お前はメルトダウンしないと言ったじゃないか」というコメントに怒り、「「メルトダウン」という言葉はやめよう」というタイトルの記事まで投稿。
彼いわく、メルトダウンとは「燃料棒が溶けて格納容器の外にもれ、水にふれて水蒸気爆発を起こすこと」だから、今の状態をメルトダウンと呼ぶのはおかしい。と言っています。

この人は東電と一緒の頭を持っているのかもしれません。
地震の夜から翌日にかけて、燃料が溶けてしまう可能性があることを知った人々は、メルトダウンという言葉を知りました。
燃料が溶けるということがメルトダウンで、もしそれが格納容器の外に出ると大量の放射能が出てしまう。
そして、水に触れることで水蒸気爆発が起き、すべて吹っ飛ばしてしまう。

そういう情報をネットやテレビで知り、恐れました。

その時点で、もしメルトダウンが起こると、放射性物質が外に出る危険性と、水蒸気爆発に繋がる危険性もある。ということを知りました。

つまり、水蒸気爆発がメルトダウンの「結果」であることは、少しでも調べた人なら知っていました。

それを、メルトダウンとは水蒸気爆発までのことを言う。と、この人は言います。

しかし、フクシマの経験で、メルトダウンが起こす結果にはいろいろなことがあることを我々は知りました。決して、水蒸気爆発だけが最悪ではないと。

今回のメルトダウンで起きたことはまず、溶けた高熱の燃料が圧力容器の外に出て、格納容器も一部破損した疑いがあり、大量の汚染水を外に出してしまったこと。
そして、さらに最悪のシナリオとして、すでに細かくなった燃料が大気中にばら撒かれてしまった疑いがあること。

また、メルトダウンの結果として水素爆発が起き、結果的に汚染地域が出てしまったこと。
水素爆発によって建屋内が破壊され、高い放射線が作業を困難にし、新しい冷却装置の設置に手間取っていること。またはその考えが及ばないこと。

この結果から、「メルトダウンによって起こること」はさまざまであり、福島原発事故の前と後では随分と変わってしまったことを、東電も池田という人も頭を切り替えられていません。

「メルトダウン」は結局、最悪だ。
それがフクシマ後にわかったことです。

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