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カロリーを燃焼させる褐色脂肪は運動からも生まれる

ByRem York Maash Haas

1月 25, 2012
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最近注目されている褐色脂肪は、寒さと運動に関係している可能性があると、ニューヨークタイムズが報道している。

 

褐色脂肪と呼ばれるブラウン色の脂肪は、人類にとって救いの神だ。

エネルギーをため込む白色脂肪からエネルギーを奪い取り、カロリーを燃焼する。

新しい研究では、この褐色脂肪がオンになるのは、寒いときだという。褐色脂肪が寒さを感じると、燃焼することで体温を上げようとする。

そして、別の研究からは、褐色脂肪の誕生の秘密もわかってきた。

褐色脂肪は、白色脂肪から生まれるというもの。そして、そのきっかけはエクササイズだ。

 

褐色脂肪は首の横と肩胛骨の上にわずかにあるとされているが、最近では白色脂肪の中に点在もしているようだ。マウスを使った研究では、運動時、irisinという新たに発見されたホルモンが、白色脂肪を褐色に変換し、白色脂肪の中に褐色細胞を増やしていった。

人間も血液中に同じirisinを持っているので、運動によって褐色脂肪が生まれている可能性がある。

実際、運動中は実際のカロリー消費より多く消費されることがあり、これが褐色脂肪の仕業ではないかと言われている。

 

しかし、謎も残る。

体を冷やしたときに、標準体重の人の場合は褐色脂肪の活動が確認できるが、肥満の人の場合は確認ができない。

脂肪が多いと体が温かく、褐色がオンになる理由がないというのだろうか。

 

研究者の仕事は我々に寒さを感じさせることや、運動をさせることではない。
それなしで、褐色脂肪をオンにできる。それがやがてくる研究の成果だ。

 

 

 

 

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