• 金. 4月 19th, 2024

宇宙から届いた『スペース・オディティ』と歌詞直訳

ByRem York Maash Haas

5月 14, 2013
Facebook http://www.facebook.com/maashjapan


デビッド・ボウイのファンはもちろん、『2001年宇宙の旅』のファンにとっても、『スペース・オディティ』は名曲であり続けている。

が、宇宙飛行士が歌うことはなぜかなかった。

 

しかしついに、カナダ人宇宙飛行士クリス・ハドフィールドが、国際宇宙ステーションをステージに『スペース・オディティ』を披露。そのYoutube動画が300万ビュー超え目前となっている。

 

日曜日、アップされたその動画は5分程度。

瞬く間に拡散し、ツイッターでは80万以上のフォロワー、フェイスブックでは26万以上のファンを獲得した。

 

そして、本人とってたまらなかったのが、ボウイ自身のつぶやき。

 

“CHRIS HADFIELD SINGS SPACE ODDITY IN SPACE!”

 

 

それにしても、本当に宇宙からこの歌が届くなんて…。
本気で感動。

http://edition.cnn.com/2013/05/13/tech/web/astronaut-space-oddity/index.html?hpt=hp_t3
http://edition.cnn.com/2013/05/13/tech/web/astronaut-space-oddity/index.html?hpt=hp_t3

 

歌詞を意訳を使わず、直訳した場合は以下の通り。

※クリス・ハドフィールドは歌詞中に「ソユーズ」といった言葉を入れている。

 

Ground control to major Tom
地上管制からトム少佐へ

Ground control to major Tom

Take your protein pills and put your helmet on

プロテインを飲み、ヘルメットを装着せよ
(Ten) Ground control (Nine) to major Tom (Eight)

(Seven, six) Commencing countdown (Five), engines on (Four)

カウントダウン開始 エンジン始動

(Three, two) Check ignition (One) and may gods (Blastoff) love be with you

点火装置チェック 神の愛は君とともにある

 

This is ground control to major Tom, you’ve really made the grade

こちら地上管制。君は見事に目標を達成した

And the papers want to know whose shirts you wear

新聞社が君の来ているシャツについて知りたいそうだ
Now it’s time to leave the capsule if you dare

さあ、準備ができたら(挑めるなら)カプセルを切り離す時間だ

 

 

This is major Tom to ground control, I’m stepping through the door

こちらトムから地上管制へ。ドアを超えているところだ

And I’m floating in a most peculiar way

すごく妙な感じで浮かんでいる

And the stars look very different today

今日は星が全然違って見える

 

For here am I sitting in a tin can far above the world

僕は世界のはるか上のブリキ缶に座っている

Planet Earth is blue and there’s nothing I can do

惑星地球は青く、僕ができることは何もない

 

Though I’m past one hundred thousand miles, I’m feeling very still

100,000マイルも超えてきたけれど、気分はすごく落ち着いている(静寂を感じている)

And I think my spaceship knows which way to go

そして、この宇宙船は行くべき方向を知っているようだ
Tell my wife I love her very much, she knows

彼女に愛してると伝えて下さい。彼女は知っているけど。

 

Ground control to major Tom, your circuits dead, there’s something wrong

地上管制からトムへ。 君の回線は死んでしまった。何かおかしい。

 

Can you hear me, major Tom?

トム少佐、聞こえるか?

Can you hear me, major Tom?

Can you hear me, major Tom?
Can you…

Here am I sitting in my tin can far above the Moon

月のはるか上を漂っている…
Planet Earth is blue and there’s nothing I can do

 

※Oddity =異常な事件、風変わり

 

ちなみに、オフィシャルの訳では

your circuits dead

は、「きみを取り巻くのは死の空間だ」となっている。

circuit は周囲、円周、サーキットなどの意味や、電気の回路、回線という意味がある。

そして、deadには電気器具が機能しなくなることも意味する。

なので、ここでは「君の回線は死んでしまった」とした。

どちらを信じるかはあなた次第。

 

聴きたい人はこちらから

スペイス・オディティ<2015リマスター>

Similar Posts:






  
 

「宇宙から届いた『スペース・オディティ』と歌詞直訳」への2件のフィードバック

コメントは受け付けていません。