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原始重力波の存在証明に成功 物理学に「全く新しい時代」到来か。

ByRem York Maash Haas

3月 18, 2014
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http://www.theguardian.com/science/2014/mar/17/primordial-gravitational-wave-discovery-physics-bicep
http://www.theguardian.com/science/2014/mar/17/primordial-gravitational-wave-discovery-physics-bicep

 

今、ガーディアンで「Primordial gravitational wave」なる発見が記事になっている。

日本語にすると、原始 重力 波 とでもなるのか。

これは、量子力学と一般相対性理論を統一するもので、「全く新しい時代 whole new era」がやってくるという。

 

この原始重力波は、南極の電波望遠鏡で観測されたもので、「BICEP2」プロジェクトが17日の夜に発表したもの。

簡単に言うと、 ビッグバンの急激な膨張を裏付けるものだ。

 

急激な膨張説は「インフレーション理論」と呼ばれるが、宇宙物理学では何十年もこのビッグバン初期の謎に挑んでいる。

この理論で確認されていないのは、今回存在を証明された原始重力波。

証明のためには、今も観測されている宇宙背景放射のPolarisation in light(Bモード偏光?)を観測することだった。

なぜなら、ビッグバン時の名残である宇宙背景放射の偏光は、理論によると原始重力波の影響で起こると言われていたからだ。

この発見によって、インフレーション理論がさらに有力となることは間違いない。

 

ロンドン大学のアンドリュー・ポンゾン(コスモロジスト)は、この発見を「ブレークスルー」「新しい時代」と賞賛し、宇宙物理学の新時代到来に期待を寄せている。

原始重力波は、ビッグバン直後のインフレーション(膨張)時に起こったもの。目には見えないが、宇宙背景放射の偏向として見ることができるらしく、ポラロイドのシートを使ったサングラスで見れるらしい(記事にはそう書いてある)。

宇宙背景放射(the cosmic microwave background radiation)は 1964年に発見され、Bicep2はそれを観測するために南極に設置された。去年の8月に観測し、分析を進めていたという。

この宇宙背景放射(ビッグバンの光が変化したもの?)はインフレーション後の拡大した初期宇宙をインプリントしたものなので、観測・分析することでインフレーション後の宇宙を知ることができる。

 

聞き慣れない英単語が多く、誤訳があったら失礼。

haystackという言葉が出てきたので宇宙言葉かと思いきや、「干し草のまとまったもの」だった。

 

This has been like looking for a needle in a haystack, but instead we found a crowbar

干し草の山から針を探しているようなものだったが、かわりに我々はクローバーを見つけた。

 

プロジェクトのチームリーダーClem Prykeの言葉。3年間の観測の末、原始重力波の観測に成功して。

 

 

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