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地球に水をもたらしたのは惑星ティア 科学者らが発表

ByRem York Maash Haas

5月 30, 2019
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結論から言うと、太陽系後方から来たある隕石の衝突が大量の水をもたらしたらしい。

それは、月を形成するきっかけとなった巨大衝突だった。

 

29日の米デイリーニューズの記事によると、NBCNewsが「地球に水をもたらした理由を確定した」と報道したという。水を含んだ小惑星のいくつかが、40億年前になんらかの方法で地球に衝突し、水をもたらしたという説はすでに存在するが、その詳細な時期、惑星の種類などが確定したという。

原始のマントルをモリブデンと呼ぶが、これは地球形成期の後期にもたらされたもの。このモリブデンや地球の岩石を詳細に調べ、あらゆる可能性を見た上で、地球が水を得たのは、この後期に起こった大インパクトによるものだと結論づけた。

月を作るほどの大衝突は、太陽系の隕石によるものだが、その隕石のいくつかが大量の水を持っていたことになる。

しかし、地球が存在するエリアに、水分を持つような隕石はないはずだ。

火星と木星の間の小惑星の内側は乾いた地域と呼ばれ、外側は湿った地域となっている。そのため、木星以降はガス惑星、液体惑星がほとんどだ。

その湿ったエリアにある隕石が大量の水を含んでいたということになり、それが何らかの理由で地球と衝突したらしい。

 

 

それが起きたのは、今から約46億年前、地球形成期の最終段階。

原始地球と呼ばれる状態の惑星に衝突したのは、火星ほどの大きさの惑星ティア(Theia)。で、衝撃によってティアは溶け、蒸発し、土星の輪のような円盤を形成した。それが後に月となる。

この際に同時にもたらされたのが水。もしこの説が本当なら、湿ったエリアからの隕石衝突がなければ、海も月も、私たちも存在しなかったということだ。

乾いた地域の惑星に、水分が蒸発しないエリアからの隕石。

太陽からの距離に加え、木星の重力が関係して乾いた地域と湿った地域にわかれているらしいが、この条件が必要なら、ハビタブルゾーンに惑星があるだけでは、生命体の住む惑星は生まれないということだ。

 

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