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この新レストランのメニューを開発しているのは、あの有名シェフの弟でした…

ByRem York Maash Haas

5月 18, 2011
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ガーディアンのサイトにアップされたバルセロナのレストランの紹介ビデオですが、これがなかなか面白いです。
お店は、バルセロナを象徴するストリートParaleloのレストラン「Tickets」(バーは「41°」)。
タパスレストランとして2週間前にオープンしたばかり。
「タパス」はスペインに欠かせない料理で、食事の前に小皿で出されることが多い軽食。オリーブとチーズやイカフライなどがメインです。
スペインでは仕事が終わってからディナーの前までバーをはしごするらしく、そこでタパスを食べながらお酒を楽しむそうです。

そのため、シェフは言います。「タパス作りには人々のライフスタイルを知り尽くす必要がある。タパスには社交性があり、飲んで食べて友人を作るものだからだ」

映像にはさまざまな食材が登場します。
ミニトマト、えんどう豆、新鮮なあさりやオイスター、うずらの卵、ヘーゼルナッツ。

シェフは「料理のトレンドは今『進化』に疲れて、『伝統』に戻りつつある。でも、今までと同じ『伝統』ではダメなんだ」と言います。

後半、オープンした店内の様子。なかなか素敵です。
「ショウ」を意識して、「店員は俳優」というシェフ。料理はけっこうお洒落です。いや、けっこうどころじゃない、ものすごく洒落ています。

なぜなら、シェフのアドリアは超人気店エル・ブジの天才シェフ、フェラン・アドリアの弟でした。

エル・ブジで予約がとれなかった人も、ここに行けばバー版エル・ブジの料理に出会えるわけです。
しかし、アドリアは言います。「エル・ブジには一生行けない。同じような料理はないかな? と聞いてくる客がいるけど、『エル・ブジに似てる』という考えは捨てたほうがいい。ここだけのメニューにきっと出会えるよ」

エル・ブジと伝統料理の融合。それが狙いです。

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