ラ・マルセイエーズはマルセイユで生まれた歌ではない理由
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アメリカ北西部は大雪で40軒もの家の屋根がつぶれたとのことですが、同時にヨーロッパでも大雪があり、フランス南部のマルセイユは数十年ぶりの大雪で交通機関がストップしました。
そこで、フランス国家の「ラ・マルセイエーズ」ですが、この唄はマルセイユで生まれた唄ではないようでう。なぜでしょうか。
この曲はフランス革命のまっただ中、ライン川の国境の町、ストラスブールで生まれました。
革命を阻止するために介入しようとした当時の強国、オーストリアとプロイセンに対するものでしたが、これがマルセイユに伝わり、パリに向かおうとしていたマルセイユ義勇軍がこの唄を全員が暗記したとのことです。この義勇軍を迎えたのはパリ市民。勇ましいこの合唱にさぞかし熱狂したことでしょう。
歌詞の血なまぐささのために、大きな声で歌えない人もいるというこの国歌ですが、今のフランス人にとっては、革命(レヴォリューション)という言葉は恐怖のイメージがあるようで、日本人が考える「輝かしいフランス革命」とは温度差があるようです。
ビデオのシーンは、フランスがナチス政権に占領されていたころに作られた「カサブランカ」で、ドイツ兵の歌に対して「ラ・マルセイエーズ」で黙らせるシーンです。
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