• 日. 4月 28th, 2024

クランクで一番やってはいけないこと。 バイク二輪教習

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バイク教習におけるクランクは最初からクリアしてしまうと、本質がわからないまま、卒業してしまう人もいるかもしれない。

自分でハンドル操作をして曲がるのか、何速でいくのか、半クラでいくのか。

たとえば半クラでリアを安定させると、他はあまり気にせずに上手にクリアできる。

その場合、半クラ作りに失敗すると、ハンドルを切りすぎて失速、足つきということも起こったりする。

まず、クランクの進入速度は、半クラでも、アイドリングでもいい。

アイドリングは半クラと違って、スロットルもクラッチも使わずに進めるので楽、でも半クラのようなリアの安定はない。

メリットは、目線移動とセルフステアリングによる低速移動を実行できるところだ。

アイドリングでバイクを立てて走っていると、まず倒れたり足つきすることはない。

曲がり方は、自分でハンドルを切るのではなく、自分の進みたい部分を見る。目線を少しずつ先へ先へと移動していく。

それだけで、ハンドルに力を入れてなければ自然とハンドルが切れていく。

右の目標点を見て曲がり始めたら、次の左側の目標点を見る。その目線移動が正しく行われれば、右に曲がりすぎたり、ハンドルが切りすぎたりはしない。

クランクに入る前にしっかり速度を落とし、ローギアにしてゆっくりクラッチを繋ぐ。

半クラの場合は2速で半クラを作るが、一本橋のような掴み気味ではなく、少し緩めた速度のある半クラにする。

目線とセルフステアリングによる曲がり方は同じだ。

自分でハンドルを切らないで走りきるには、成功体験が必要だ。

目線で曲がることができるというバイクとの信頼関係ができてはじめて成り立つ。

アイドリング走行と目線移動による曲がり方に慣れると、低速走行なのに、倒れる気がまったくしなくなる。

Uターンも余裕になる。

半クラは教習所に通っているレベルの場合、ハンドルに力が入ってしまうはずだ。

教習中にそれを脱力できるようにするのは難しい。

だから、アイドリング走行のほうが安定度は増す。

アイドリング走行に移行するときは、しっかりブレーキングをして、半クラからゆっくりとクラッチを離して繋ぐ。

1速でも2速でもいいが、2速のほうが早い。

アイドリング走行中もクラッチを掴めば半クラになる。

実は、ハンドルが切れすぎてそのまま足つき…というパターンは、アイドリング走行でも起こりうる。

顔が右を向き続けていると、Uターンのような状態になるのだから、倒れてしまう。

倒れそうになったら、すぐに目線を反対側に向ける。

そうすれば見事にバイクは立ち上がる。

目線移動は誰でも言っているし、教官にも言われるが、どうしてやるのかは誰も教えてくれない。

目線移動によってバイクは曲がり、目線移動によってバイクは曲がりすぎることもあるということを頭に叩き込もう。

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