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バイクの新車保証の「継承」とは? 正規店なのに店舗ごとに違う対応があるのはなぜ?





バイクは新車で買うと2年保証もしくは3年保証が付いてきます。

新車なので当たり外れがあり、それを保証期間内に潰してしまおうというわけです。

なのでメーカーとしても保証をすることで危ないバイクを世に出さずに済むのですが、期間内に中古車になった場合、「継承」というものがあります。

これは、中古で購入した人が、期間内であれば保証継承できるもので、各メーカーがそれを認めています。

たとえば、ホンダの場合は整備の本に保証受け継ぎの用紙があったりします。

ですが、中古買取店がそこを重要視していないので、オーナーから受け取ってない場合があったりします。

中古販売店から購入すると、正規販売店に行って継承の申し込みをするのですが、中古販売店にはあまり関係ないので、説明をしない店舗もあるそうです。

実際に私はハーレーの中古を買ったのですが、1年と半年分の新車保証が残っていて、中古販売店も継承を勧めていたので、購入後、近所の正規店に問い合わせしました。

すると、店によって対応はまちまちでした。

たとえば、東京のS店は「継承のために点検を受けてもらうので、その点検費用が4万円です」とのこと。

それに対し私は、「法定点検として4万円ですか? 今後もですか?」とたずねると、「そうです」とのことで、「法定点検で4万円は少し高い」という印象でした。

次に、新車で購入検討、見積もりをしていたM店。

こちらは一週間ほど返答がなかったので、その間にN店にも問い合わせしました。

N店は直接店頭に行って相談したのですが、3万円以内の定期点検で、良心的な価格だと判断。

ここで保証継承をお願いしました。

しばらくして、M店から回答があったのですが、その内容が驚きでした。

「メーカー保証は正規ディーラーからの販売車両に付くもの」「他店購入車両への保証譲渡を行うことができない」

という説明でした。

新車の検討時に、「他店で購入した場合の整備は混み合っていて受け付けていない」と聞いていて、営業テクニックとして聞き流していたのですが、それもあってこちらからは、「保証譲渡の点検後は迷惑かけないように他で整備を行いたい」と伝えていたので、残念な回答でした。

せめて、「他店では行っているようなので、問い合わせてみてはいかがでしょうか?」等の文言があっても良かったと思います。

海外ブランドは中古からまず入って、その後新車を買うという流れもあるはずなので、顧客を掴むという側面からも残念。



必ずしもM店のような対応ばかりではありません。

たとえば幕張店のサイトにはこうあります。

「中古車におきましても新車登録から3年以内であれば、たとえ所有者が変わったとしても第一回目の車検満了日まで保証は有効です。」

「保障は車両+所有者様につきます。正規販売店以外で購入しても車両登録日から3年以内ならメーカー3年保証は有効となります。
※保証を継承するためには、正規販売店において保証譲渡(12か月点検と同等)の点検を有料で受ける必要があります。」

N店、S店もこれと同様の対応でした。なぜM店だけ違うのでしょうか?




私の購入した22年のナイトスターという車両は、エンジンがかからなくなるトラブルがあり、スイッチボックスの交換やアップデートで治ります。また、ハンドルバーのリコールも出ています。

こういったトラブルがネット上にすでに出ているため、非常に人気のないモデルです。

そのため、すぐに23年モデルとして改良モデルが発表されました。

いろいろと心配なモデルなのです。もし新古車として発売から数ヶ月で購入した場合、不安だらけなので保証はあったほうがいいです。でも、諦めている人もいるはずです。

一部、誠意のない対応する正規店がありますが、あきらめずに他店に聞いてみてください。

私の場合はどれも近所だったので問題なかったですが、遠方になってしまう場合は少し大変になります。

ただ、保証継承後、必ず車検をそこで受けなくてはならないわけではないので、使い分けることで対応できるかもしれません。

また、ハーレー以外のモデルでも、本社への問い合わせ、消費者センターへの問い合わせなどで改善する場合もあるかもしれないので、保証継承の権利は諦めないほうがいいと思います。

また、正規ディーラーという枠組みがあるなら、販売店の会社ごとの設定ではなく、本社のほうでルール設定をすべきです。

他の海外ブランドの対応はわかりませんが、誠意ある対応を願っています。