ソーシャル・メディアが犯罪を減少させる? 英統計
警察で記録された犯罪数が、イングランドとウェールズで減少した。
昨日発表された統計(警察に届けられた件数と世論調査(家庭内暴力など))では、30年前に犯罪統計が記録されてから最低数となり、1年間で8パーセントという大幅減少となった。
器物損壊については14パーセントも減少している。また、1995年と比べると全体の数は半分になっている。
ただし、警察に届けられた件数は「統計システムに一貫性がないため誇張かもしれない」と国家統計局はコメントした。
いずれにしろ、減っていることは確かなようだ。
その原因についてさまざまな議論がされているが、もっとも注目されているのが、ソーシャルメディアの影響だ。
若者は街に出なくても友人とコミュニケートが出来るようになり、昔ほど街に繰り出さなくなったためだという。
若者が街に出れば衝突があるし、犯罪が起きるというものだ。
イギリスの若者はネットを見る時間とテレビを観る時間が同じ。
外で酒を飲む時間は、おそらく減っている。
もちろん、それだけではない。監視システムの発達だ。街中に監視カメラが取り付けられ、その映像から犯人が捕まったという報道が繰り返されるにつれ、犯罪はしづらくなり、車は盗みにくくなったという。
重点パトロールは強化され、科学的捜査も発達している。それが犯罪を未然に防ぐことに成功しているらしい。
他に、鉛の減少というものがある。
塗料などに使われていた鉛を禁止したからだというのだ。
鉛は神経に作用して人に対して攻撃的になるという。
研究によって鉛と犯罪について関連性があることがわかっている。
http://www.planetark.com/dailynewsstory.cfm/newsid/29630/story.htm
また、犯罪の専門家はほぼすべての先進国で、政策の違いなどがあるにも関わらず同じように犯罪が減っていることを不思議に思っていて、技術的な何かが関連しているのではないかとしている。
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