空を眺めるエッセイ。『最小限主義。』

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マーシュの中には「ソラとクーキ」というテーマがある。

『最小限主義。』という本はタイトルからミニマリズムの話だと推測できるけれども、第二章はまるまる空の話だ。

 

空にも、いろいろある。

晴れた空、曇り空、雨の空、夕暮れ、月、星。

 

いろいろ人は問題を抱えるけれども、空を眺めればいいということを書いた。

それは「上を向いて歩こう」であり、「見上げてごらん夜の星を」でもあるので、九ちゃんでもある。

だから、お付き合いのある佐藤剛さん(『上を向いて歩こう』著者)とも繋がる。

 

 

人は抑圧されるのが一番よくない。

子どものころに抑圧されると、それが人の精神をかたちづくって、自分では気づかないクセを作る。

開放されているのが一番いいのだ。

 

頭の中がこんがらがって、下ばかり向いて悩んでいても、人は最後に空を見上げる。

そういうふうにできている。

 

上を向いて 歩こうよ にじんだ 星を かぞえ〜〜〜て

 

抑圧からの解放。

 

『最小限主義。』では、私たちはどうして空を眺めるのか、だらだらと「飲み屋の酔っ払い」のように語りました。

2回でも3回でも読み返せるようにシンプルな言葉で、空を眺めたあとのような気分になるように書きました。

 

思い出すと若い頃、「遠くに行きたい」と思って涙が出たけれども、いろいろ遠くにも行った。

今もクルマで遠出ができる。

空の下で、開放している。

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