亡命希望者がさまよう街バーミンガム

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イギリスのバーミンガムは移民の街として成長してきました。
1950年代はバスや鉄道に乗ってカリブからの移民がやってきて、工場の働き手となりました。
その後はインドやパキスタンの移民も受け入れてきました。

市内中心部はかつてのショッピングモールの再開発で最新でモダンな施設に生まれ変わり、古びた倉庫はカフェやレストランに生まれ変わりました。が、問題が残っています。
高い失業率です。

その原因の一つが、イギリスでの安全な暮らしを夢見てやってくる亡命希望者(the asylum seekers)。
本国での暮らしが厳しく、危険に晒されているためにやってくるのですが、イギリス当局の許可が下りず、バーミンガムの街をさまようことになります。

2003年にブレア政権が行った亡命希望者に対する厳しい法律は、亡命希望者の数が減り、本国に帰ることを期待したのですが、結局は多くの人がさまざまな理由で帰国できないため、極貧を招いただけでした。
まともなシェルターもサポートも受けられません。

そういったアシュラム・シーカーは、公園のベンチや階段で極右グループに怯えながら寝ることになります。

また、市内中心部にはイスラム系の住民が多いのが一目瞭然です。
ブルカで完全に体を隠した女性が歩いているからです。

そのイスラム系に対して、バーミンガムでは極右グループ(テロを防ぎたいという目的)が成長しています。
その動きに反抗し、デモを行うイスラム系住民。

移民を多く受け入れてきたイギリスの大きな問題です。

Birmingham's makeover fails to reach migrant neighborhoods

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