「妊娠中のすべての女性はインフルエンザワクチンが必要」WHO
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妊婦だったら風邪薬もインフルエンザワクチンも我慢して、ひたすらマスクで過ごすしかないというのが常識だったが、WHOはそれとはまったく違う見解を発表した。
すべての妊婦はインフルエンザワクチンを接種すべきだというもの。
オーブリー・オプダイクという女性は、2009年に第二子を妊娠。
しかし、インフルエンザにかかって昏睡状態になった。胎児は27週目。
お腹から出てきた赤ん坊は、7分間しか生きられなかった。
当然、産婦人科ではインフルの予防接種は勧められなかった。自身はインフルエンザについて危険だとか、ワクチンが胎児に影響を与えるといった考えもなく、ただ何も考えなかっただけだった。
世界保健機関(WHO)は、すべての妊婦、子ども、慢性疾患を持つ高齢者が予防接種を受け、優先されるべきだとの見解を明確に示している。
妊婦は免疫システムが落ちている状態であり、インフルエンザには特に弱い。2009年のパンデミックでは、ニューヨーク市において妊婦の入院は非妊婦の7.2倍だった。
もし妊娠後期にインフルエンザに罹った場合、低出生体重児や早産になりやすくなるという。