米主要新聞が中国ハッカーの被害に。
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New York TimesやWall Street Journalが、中国のハッカーの標的にされているようだ。
30日の水曜日のレポートでは、タイムズ紙は中国のハッカー集団により、パスワードが盗まれ、53名の従業員のPCにアクセスされた。中には上海支局長も含まれていた。
そしてすぐにウォールストリートジャーナルもハッカーの標的にされていたことを発表。彼らの目的は、中国に関する報道を監視するためではないかと報じた。
タイムズ紙の場合、ハッキングが起こったのは、温家宝の富蓄積報道が発端だとしている。
上海支局長は温首相親族の記事を書いている。
また、ハッキングはアメリカの大学を経由していて、発信元は中国の大学。
そして、そのソフトウェアは中国軍が過去に使用していたものと同じだとしている。
2012年10月から始まったハッキングは4ヶ月に渡って続いた。
ハッキングは毎日行われていて、北京時間の8時から始まるという。
たいていはビジネス時間の終わりと共に終わるが、時に深夜まで続くときがあるらしい。
中国国防部はその報道に対し、「はっきりとした根拠もなしに中国軍を非難することはプロフェッショナルとはいえない」とし、「ハッキングは中国の法律で禁じられている」と語った。
タイムズ紙によると、侵入の方法はspearphishingといわれるもので、Eメールに添付した書類やリンク先をクリックすると、自動的にソフトウェアをインストールし、ネットワークに侵入する方法。
編集長によると、ハッカーは温家宝に関係のない情報には興味がなく、顧客情報の流出もなかったらしい。
この疑惑報道後、中国からはタイムズのサイトにアクセスできなくなっているという。
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