プジョー・フラクタルこそがクルマのミライ。

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プジョーのコンセプトカー『フラクタル』は今後のクルマ業界全体の向かう道を示しているような気がする。

まず、クリップが「今」っぽい。

これは非常に重要だ。

クルマ業界だけが、良質だけども今っぽくない雰囲気を使い続けている。

フラクタルの場合、オーディオやイルミネーションライト、リストウォッチなどの連携が最新技術として使われていて、その紹介の仕方も古くさくない。

さらにマテリアルも興味を引きそうなものだし、とにかくクルマの機能としての最新ばかりが追われていない。

クルマ好きになってくるとそういうクルマの機能を追いがちだが、魅力や楽しさはそこだけではない。

アップルの製品にはかつて最新テクノロジーがうまく使われていて、「これを使う毎日はどうなるんだろう?」とワクワクさせられた。

それが今のクルマにはまったくないが、このフラクタルにはある。

プジョー フラクタル

このコックピットに座ったらどんな毎日だろう、この素材に囲まれたら、どんな感じだろう。

音がクルマ全体から響くというのは、どういう感じだろう…。

となる。

 

コンセプトながら、このクルマはEVで前輪後輪それぞれに102hpが与えられるということだが、そういった「歓び」は置いておいて、手にふれる素材、インタラクティブな体験、サウンド、光でフラクタルやこれからのクルマは楽しませてほしい。

本当のミライなクルマとして。

 

 

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