白と茶、レザーシートの世界。車のはなし。
ディーゼル問題もくすぶっている中、いいものを出してきたなぁと思う。
ゴルフのミラノエディション。
アルカンターラとナパレザーの茶色シート。
茶色レザーだけでもいいのに、アルカンターラ。
素晴らしい。
地味なゴルフのインテリアが、ぐっと華やかになる。
そんなゴルフが気になるのも、最近はインテリアをポイントにうーんとあれこれ考えているからだ。
どうやら私は、白か茶色のレザーシートを持つ車が好きらしい。
はじまりはビートルカブリオレ。限定車で70’sというのがあるのだけど、中が全部白になっていて、色っぽい。ボディがチョコ系だから組み合わせは完璧。
黒ボディにクリームシートのモデルもあって、なんだかいい。
カブリオレだから、中と外を同時に見れて、なんとエレガントな世界観だろうと感じ入る。
でも。
そうじゃないワーゲンを見ると、自分としてはとても残念な気持ちになる。
それはそれなのかもしれないけど、同じ車と思えない。
同じような思いは、前にもあった。
東急の裏に来ていたBMW。ある車の中を覗くと、黒のファブリックシート。
それが、2シリーズアクティブツアラーだという。
全部白じゃないのか…。
勘違いで白モデルしかないと思っていたが、白じゃないと、素敵じゃない。
アクティブツアラーの感じがしない。家族でも空でもない。
ジュリエッタもそうだ。試乗して良かったなぁと記憶が残っているのは、茶色のレザーシートのせいだと思う。
黒のファブリックシートのアルファロメオジュリエッタを覗いたとき、そう思った。
白や茶の明るい色だけがいいと思っているわけではない。
黒なら、ラ・フェラーリみたいなアルカンターラを多用したインテリアや、ベンツ、デミオのブラックレザーエディションだって、唸るほどいい。
でも、今の気分は中が明るい色。白か茶色。
そうなると、選べる車は限られてくる。高級車に多いけど、中堅だとぐっと少なくなる。
私のデミオ、レザーパッケージはあらためて、白レザーでいい世界観だと思う。
黒のプラスチック部分がちょっと多いけれど。
白か茶のレザーシートという世界。
興味がない人には、どうでもいい世界。
感じる人には、どうにもたまらない世界である。
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