まるでバブル 40億円クラスのロンドン豪邸を海外リッチ層が買いあさる
ロンドン北部セントジョンズウッドにある40億円(3750万ポンド)の豪邸。
チェスター・スクエアには42億円。リッチモンドには30億円…。
誰が買うのかと思いたくなるほど馬鹿高い豪邸がロンドンには点在している。
今イギリスは不況で経済は停滞。ロンドン以外の不動産は落ち始めている。
なのに、この豪邸。
デイリーメールによると、不動産会社のサヴィルズは、ロンドンで1500万ポンド(20億円)の物件を50も持っている。
記事で紹介されている物件の最高金額はなんと52億円(3995万ポンド)。
ロンドン北部のイーストフィンチリーにあり、マスターベッドルームには大理石のベッドルームがあるとか。
イーストフィンチリーは閑静な住宅街で、街の中心部にゴルフ場もあるが、超高級住宅街とは言いがたい。
ほとんどが3000万〜5000万程度の家が建ち並ぶ場所だ。
これらの40億円クラス豪邸の価格を支えているのは、海外の超リッチ層。
ロンドンの家の価格は下がりにくいとして、安全避難所的な投資場所になっているのだ。
つまり、バブル。
イギリスやロンドンにあるはずのない経済力で価格が上がり、投資の意味合いしかないということは、危険と隣り合わせ。
人気を支えているのは、ロンドンのブランドそのものだ。
ただし、値段が下がりにくいのはイギリスの不透明な法律制度にあるとも言われ、あえてこういう豪邸への投資を奨励している可能性もある。
ただ、現地の人々にとっては2000万円の家の隣に40億の家があるのは不自然に違いない。
それでも、海外のリッチ層は、まるでビンテージカーを収集するようにロンドンの家に手を出しているという。
このロンドン豪邸バブルの結末を悲劇的にしないためには、ロシアや中東に行って誰かがゴマをするしかないのだ。
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