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すぐそばで採れた野菜をディナーで食べる。

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週末、工藤夕貴のレストランであるカフェ・ナチュレのディナーメニューをいただきに、泊まりで静岡に向かった。

今年からはじまった1組限定のディナーで、畑で採れた野菜を存分に楽しめると聞いて、はじめて家族で訪れたのだった。

 

夕貴さんとは彼女がハリウッドにいたころから仕事をしているので、日本に帰ってきて野菜作りをはじめるところからずっと写真を撮り続けている。

彼女の野菜哲学もずっと聞いてきたし、畑もときどき手伝っている。

 

その野菜たちが、魚料理まで5品たっぷりと登場した。

 

夕貴さんの影響なのか、時代なのか、自分は産地明らかなものが価値があると考え、産地を感じながら食事を楽しむようになった。

その今にとって、その「野菜づくし」は衝撃的でもあった。

夕貴さんのは畑は無農薬、無肥料を数年前から目指していて、野菜も当然、すぐそばの畑で採れたものだ。

産地は明らかすぎるほど明らか。

 

はじめに生野菜の酵素テリーヌと有機人参のクリームソース。

そして、上の写真の旬の生野菜盛り合わせ。

里芋のポタージュは富山の在来大野芋を畑で育てたもの。

血液型に合わせて考えられたベビーリーフサラダ。

そして、夕貴さんが作る日本酒ギフトでラクレットチーズをのばした温野菜サラダ。

 

その一つひとつが感動的で、知ってはいたが、やはり夕貴さんの野菜は美味しいと再確認した。

これは知り合いだから盛って言うということではなくて、正直言葉では表現できないと思っている。

だから、上の野菜メニューもいろいろな感想があるが、あまり言葉にするのはやめておく。

 

野菜メニューのあとに、鳥取県蓮子鯛のアクアパッツァ、畑で作った無肥料柚と愛媛県産有機みかんのマリアージュ、牧草のみで育った健康タスマニア牛のフィレミニオン、お食事、食後のデザートと続く。

 

子供が生まれる前は、宿泊と食事が一緒になったオーベルジュを訪れる旅が好きだった。

今回もそのつもりで、近くのミルクランドに宿泊して旅を楽しんだ。

美味しい食事と宿泊で、本当にいい思い出ができたと思う。

 

ところで、何年も毎月のように夕貴さんの家には来ているのだが、朝霧高原の牛乳の美味しさを今回はじめて知った…。

 

 

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