ウェブを電子書籍、雑誌化したいテーブルマガジンズ。
今から8年か9年前、元々雑誌編集者だった私が、Web上で雑誌と同じデザインを表現したいと思いはじめたのがテーブルマガジンズだ。
当時は今以上にPCによって表示やフォントが異なり、Windows上では見るも無惨なギザギザフォントだった。
そこで最初に作ったのがこのShin-kuだ。
PCの横画面いっぱいに画像を配置し、イラストレーターでフォントを組み込んだ状態で画像をアップする。
基本的な作業は雑誌のアートディレクションと変わらない。
このフォーマットは次のページに進むボタンが右上にあったりと不便で、その後改良を進めた。
そして、ブラウザの大きさに合わせて画像の大きさが変わるTable 1.0が完成した。
最初に使ったのは多部未華子オフィシャルウェブのタベシャ!だったと思う。
これはブラウザを縦の形にしたときに、左右が切れてしまう。
なので、文字が入る場合、画像がブラウザの大きさによって切れないバージョンであるTable1.2もできた。
この頃から、タブレットとスマホで縦でウェブを見る人が増え始めた。
この時点ではスマホで見ると、画像は横なので、小さくなる。
縦でも画面いっぱいに表示させたいので、Table1.3ができた。
http://rungramercyrun.com/english/top.html
これはPCの横位置のブラウザだと、今まで通り表記されるが、スマホやタブレットだと、真ん中部分だけが画面いっぱいに表示される。
右の部分はスクロールで対応した。
そして、2013年にそれをさらに進化させたTable2.0が完成した。
これは、今までと一番異なる部分は、縦写真を使用したことだ。
タブレットやスマホで見るとすべてが表示される。PCの場合は、横位置にしていると上部分だけが表示され、スクロールできる。
ブラウザを縦にするとすべてが表示される。
表示としては電子書籍に近くなった。
先月公開したヒラタオフィスオフィシャルサイトウルウルでの、石田法嗣くんと小林涼子の対談企画は、まさにこのTable2.0の力を発揮したものだった。
ぜひレティーナクラスのタブレットで見ていただきたい。
Webは雑誌のアートディレクションの歴史を引き継ぐものだと、私は思っている。
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