朝陽と西陽に囲まれた街マンハッタン。
夕陽が見える街が素晴らしいと常々言っているが、その要素としては西側に川もしくは海があること。
または山や丘の丘陵が西を向いていること。
西側に大きな公園があること。
そのため、クロアチアやモンテネグロのアドリア海が、長い海岸線すべてが西を向いているので、素晴らしいと言える。
しかし、昨日ふと気づいた。
20代のころ大好きだったマンハッタンは、まさしく、西向きではないか…。
と考えみると、いや、東向きでもある…。
マンハッタンは細長く南北に延びていて、両サイドを川に囲まれているため、朝陽と西陽をどちらも浴びているのだ。
碁盤の目のような道は、若干左上に向いている。
なので、朝陽はぐっと街の真ん中まで射すだろう。
西陽も西側にいくと北側のビルに反射する。
おまけに、真ん中に巨大なセントラルパークはあるし、高層ビルの高層階からも傾いた太陽に会える。
凄まじいのだ。
人は時間帯として朝陽よりも西陽のほうが出会う確率が高いので、西側に海があるほうがいい。
そうすると、アメリカの東海岸はちょっと寂しい。
なので、フロリダの西海岸はいいと思う。
マイアミ自体は東だが、マイアミビーチは南北に細長い。
アメリカ西海岸はやはりロスだが、当然海岸線は南北型。
そして、行ったことのないサンフランシスコ。
ここは自分にとっては「ゾディアック」の街だが、地形を見ると素晴らしい。
湾型でありながら、中心部は西にも東にも抜けている。
マンハッタン型のようであり、西側が川ではなく海なので、抜けが遠大だ。
また、北にあるシアトルも湾型で西に海がある。
ヨーロッパはどうだろうか。
フランス南海岸のマルセイユは西向き。
ポルトガルは国自体が西に海を持ち、南北型だ。
フランスも西側に長い海岸線があるのに、大きい街はない。
イギリスはリバプールがある。
ロンドンはテムズ川が南北、東西に向かう曲がり角にあるので、西陽は見やすい。
パリもロンドンと似ているが、大部分が東南に向いているので、朝陽が美しいだろう。
空が広いところ。
町、街と広い空が共存すると、魅力的になるのだ。
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