ナチスが盗んだ金塊の販売にイングランド銀行が加担していた。
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今、ガーディアン紙がイングランド銀行(Bank of England)の闇を暴く報道をしている。
それは、ナチスがチェコから盗んだ金を、売る手助けをしたというもの。
70年以上の時を経て明らかになった。
火曜日、イングランド銀行がオンラインで公開したのは、「ナチスがチェコスロバキアに侵攻した際に盗んだ金塊を、イングランド銀行を通じて売ったという記録がある」というもの。
1930年代当時、チェコスロバキアはナチスの脅威に備えて、the Bank of International Settlements(BIS)いわゆるCentral Banker’s bankに金を預けていた。
そして併合があった1939年3月に、チェコ国立銀行からBISに預けられていた5.6ミリオンポンド(今のレート換算で8億円)がイングランド銀行を通じて、ドイツのライヒス銀行に移された。
そして、4ミリオンポンドはオランダとベルギーの銀行に、残りはロンドンで売られたという。
ナチスの財政を潤すことに、イギリスが荷担したというのは、国民にとって衝撃的な過去だった。
それらの闇の部分は1950年ごろに文書化され、最近になってデジタル化され、オンラインでの公開となった。
なぜそのようなことが起こったのかというと、当時ロンドンは国際金融センターとしての役割があり、銀行はそれを維持することのほうが、英国の国益だと思ったからだった。
ロンドンは国際金融センターとしての立場を守ることに必死だったが、ナチスとの戦争の果てに、その地位をNYに奪われた。
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