欧米各紙がケプラー22b(Kepler-22b)について報道しています。
ケプラーというと、ケプラー宇宙望遠鏡が発見した惑星として何度も発表されているので、「またか」と思いきや、今回は生命生存可能領域ハビタブルゾーンで、地球型の青い星が初めて発見されたとのこと。
太陽に似た恒星を持ち、華氏72度(日本でいう22度)の表面温度。ケプラーがハビタブルゾーンで見つけた地球型惑星で最も小さい惑星です。
記事によると、「太陽のような恒星をまわるハビタブルゾーン内の惑星としては世界初の検出 This discovery is the first detection of a possibly habitable world in orbit around a Sun-like star.」と書かれています。
混乱しますが、今までケプラーがハビタブルゾーンで発見した惑星は、ほとんどがガス惑星。しかも巨大。
今回の惑星は、岩石惑星で、地球と同サイズ(2.4倍)。海の存在が期待され、気温は春みたいで温暖。
生命が存在する要素が揃っている惑星というわけです。
しかし、5月にはフランスのチームがグリーゼ581dというハビタブルな岩石惑星をすでに発見。
つまりは、ケプラーが発見した最初の地球型惑星が22bということのようです…。
ケプラーを使うNASAは、グリーゼの主星は、太陽より小さく温度も低いとコメントしていて、可能性は低いと言いたげです。
ちょっとした、「最初に発見戦争」みたいなものでしょうか。
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