監督解任後のチャンピオンズリーグは、まさにスリラーだった。
14日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント一回戦、チェルシー対ナポリは、ホームアンドアウェイの醍醐味を存分に味わえるスペクタクルな試合だった。
監督をディ・マッテオに交代にした新生チェルシーは、前監督時代に第一戦を1-3で落としていて(アウェイ)、勝ち抜くには厳しい状況。
そのチェルシーがホームにナポリを迎え、まず28分にドログバのヘッドで先制する。
そして、後半開始直後にテリーがヘディングを叩き込み、3-3としてアウェーゴールで勝ち抜け条件をクリア。
しかし、ナポリは55分にインレルがスーパーミドルシュートを決め、3(チェルシー)-4(ナポリ)に。アウェーゴールでも同数となる。この時点でナポリサポーターは血管が切れそうなほど興奮。
チェルシーはその後死亡寸前だったが、75分に奇跡が。
相手チームのドッセーナのハンド。
ランパードはPKをしっかり決め、4-4のタイに。
試合は延長戦にもつれこむ。決めたのはチェルシー。延長前半終了間際の105分。ドログバのパスをイバノビッチがネット高めに叩き込んだ。
あとは後半をいかに守って乗り切るかどうかの攻防となった。もしナポリが決めれば、5-5でもアウェーゴールで敗退してしまう…。
ここからはCNNが伝えたとおり、まさにスリラーだった。
ナポリはパンデフ、バルガスを次々と投入。チェルシーの誰もが心拍数を倍にした。
結果、テリーの必死の守備にメンバーは結束し、見事に勝ち抜きを決めたのだった。
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