アップルを変えた男エスリンガーが1980年代の製品デザイン物語を告白。
デイリーメールがアップルの過去のプロトタイプ、モックアップを紹介している。
中にはノートブックでもデスクトップでもないものがあり、iPadとキーボードを並べたような写真(Bashful 写真自体は2年ほど前に公開)は、当時何をアップルやジョブズは考えていたのか、想像力を掻き立てるものとなっている。
それらのプロトタイプを提案したのは、ハルトムート・エスリンガーという人物。
彼こそがアップルを「デザイン」重視のコンピュータ会社にした人物で、彼がいなければ今日のアップル製品はなかったかもしれない…。
新たに発売される本「デザイン・フォワード」での彼の告白は、そう思わせるに十分な内容らしい。
彼の会社が現在のタブレット機のようなプロトタイプを製作していたことはすでに知られているが、他にも様々なプロトタイプを開発していた。
アップルの将来製品の開発をジョブズの依頼のもとで手がけ、フラットスクリーン、タッチインターフェイス、電話機能の融合とデザインを考える日々を送っていた。
それはすべて、今のアップルを支える製品となっている。
しかし、斬新なデザインとアイディアは、現場のスタッフを困惑させることもあった。
1983年、エスリンガーが提案したラップトップのプロトタイプを、ジョブズがマックチームに紹介したとき、チームスタッフは明らかに不快感を示したという。
しかし彼は、このプロトタイプが今後の主流になることを確信していたし、「ただのPCの箱」を超えたデザイン戦略が会社に必要なことも確信していた。
エスリンガーはドイツで工業デザインを手がけていたが、1982年に社名をfrogdesignに変更し、カルフォルニアを本拠地に活動していた。現在はFlextronicsに買収されている。
1975年にはソニーのトリニトロンテレビを手がけ、後にアップルⅡcをデザインした。ジョブズとはNeXTでも仕事をしている。
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