アン・ハサウェイが『On My Own』のパロディを披露したオスカー2011
『レ・ミゼラブル』で助演女優賞を獲得しそうなオスカー候補アン・ハサウェイ。
『プリティ・プリンセス(The Princess Diaries)』から始まった彼女のサクセス・ストーリーを、ABCが振り返っている。
突然、自分が王女だということが判明するディズニーらしい映画でデビューした彼女。
その後はさらに王女役を演じ(Ella Enchanted「魔法にかけられたエラ」日本未公開)、まさにタイプキャストの呪縛が始まったかのようだった。
アン・ハサウェイは、ゴールデングローブの受賞時にそのことについてふれている。
「私はサリー・フィールドに感謝したい。彼女はフライング・ナン役(1967-1970のテレビドラマ)からキャリアをスタートさせた。それがどれだけ私を勇気づけてくれたかわからない。彼女はその後、ノーマ・レイにもなったり、ガンプのママにもなったし、リンカーンの妻にさえなった」
アンはその後、『ブロークバック・マウンテン』で演技派の道を模索する。
トップレスのセックスシーンも演じた。
彼女は iVillage UKに「私は今までにクリエイトした何よりも、この映画に誇りを持っている。『プリティ・プリンセス2』が終わって私は、何かまったく違うことをする用意ができていた。女優として、この快適なゾーンから抜け出そうとしていた」
そして、『プラダを着た悪魔』に彼女は到着する。
しかし、この役はプリンセス役から少し成長しただけで、女優としての大きなステップアップにはならなかった。
そして、『Rachel Getting Married』でついにオスカーにノミネート。ゴールデングローブでもノミネートされたが、どちらも受賞には至らなかった。
彼女はこの映画で、リハビリ施設から抜け出し姉妹の結婚式に向かう「バッドガール」を演じた。
「プリンセスから8年間、他のあらゆる種類の役をゲットしなくてはならなかった」と彼女はGlamour誌に語っている。「でも、私はそうやって戦うのが好き。一度役をとると、スクラップから抜け出して栄光を勝ち取ったような気分になるの。オーケー、この役は私のものよ。やったわ」
次は『Love and Other Drugs』で、再びジェイク・ギレンホールと恋に落ちる役。
そして、数え切れないほどのセックスシーン。
この役について正直、彼女は快適ではなかったと告白している。
2011年にはアカデミー賞最年少ホストを務めるものの、ジェームス・ブランコのやる気のない感じが不評を受ける。
「未だに全部をまだ観てないし、誰も(悪く書いている)記事を見せない。でも、クリップをちょっと観たときに、ミステイクに気づいて自分自身に頭に来た」
不評ではあったが、この晩にパロディで歌ったあの歌が、後の人生に繋がっているとは…。
そして彼女は、大作『ダークナイト・ライゼズ(ライジング)』を経て『レ・ミゼラブル』へ。
『レ・ミゼラブル』の予告編ではアン・ハサウェイの歌を使用。その高い評判はご存じの通り。
主役のヒュー・ジャックマンはミュージカル経験があるが、経験のないアンには高いハードルではなかったかと不安視されていたが、実は「経験」ならあった。
あのアカデミーホストの日、彼女は『レ・ミゼ』の『On My Own』を歌っていたのだ。口パクで歌詞も変えていたが。
そして、彼女が「歌える」ことを世間に知らしめたのだった。
映画の役が決まったのは、それから数ヶ月後の6月から9月のことだった。
歌詞
“On my own/ ‘Cause someone’s a huge jacka**/ I won’t say who/ Thought Australians were our allies/ It turns out Down Under’s kind of shady/ Not you, Nicole, or not any other Aussie but just one/ Who shall not be named.”
会場にいるオーストラリア人のヒュー・ジャックマンをjackass(まぬけ)にかけていて、彼も笑っている。
そして二人は後に共演した。
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