フィンランド、トゥルク大学のサムリ・エレ博士のグループが、男子を産んだ母親と女子を産んだ母親の寿命について調査した。
その結果、男子を産んだ母親の寿命は平均で8ヶ月と半年分短いことがわかった。
研究対象は産業革命前のフィンランドで、1万1000人が対象。教会の名簿によって調査した。
まだ避妊のコントロールや、十分なメディカルケアを受けられなかった農業社会の人々が対象になっている。
博士によると、6人の男子を産んだ母親は、最後の出産から平均で32.4年生きたが、それが娘だった場合は33.1年だった。
原因は定かではないが、男子を持つ母親は男性ホルモンのテストステロンによって免疫システムが弱まるという可能性があるらしい。
ウィキペディアによると、テストステロンは「胎生期、妊娠6週目から24週目にかけて大量のテストステロンが分泌される時期があり」 とある。
ただし、現代社会は医療が充実していて、子どもも少ないため、このような影響が出ることはないという。
しかし、発展途上国では影響が出ているかもしれない。
また、マンチェスター大学の研究によると、30代に出産した母親より、若い頃に出産をした母親のほうが長生きする可能性があるという説を発表していて、妊娠したときに体内に放出される女性ホルモン、エストロゲンが寿命を伸ばすとも言われている。
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