コリアのハルマゲドンは本当に起きるのか? ガーディアン紙コラム
ガーディアン紙のコラムだ。
リード文は「北が米国を襲うという脅威は現実的ではないが、ソウルには脆弱性がある。西側は、その対応には警戒すべきだ」と、書き手のエイダン・フォスター・カーターは書いている。
写真は、今週、アメリカと太平洋の基地に対して先制攻撃をすることを批准する署名に、口を半開きで署名するキム・ジョンウン。その表情はまるで甘やかされたお坊ちゃまのようだ。
文章でカーターは、「彼らは本気なのか? ハルマゲドンは本当に起こるのか?」と問いかけている。
彼は、「一言で言えばNO」と断言する。
たとえば韓国国防部は、「吠える犬は噛まない」と今月初めに皮肉を言った。
たしかに、2010年の韓国海軍艦沈没では予告なしに攻撃があった。次に延坪島砲撃。
吠えているうちは安全だというわけだ。
また、ミサイルの脅威もあやしいと彼は言う。核弾頭が載せられるという証拠はまだないし、攻撃前に傍受されるからだ。
しかし、韓国に住む高齢者はまだ忘れていない。実際に北が侵攻してきた1950年からの3年間。
本当に北はやってきて、200万人も死んだ。
この記事もそうだが、今、海外メディアは日本同様、「北は戦争に持ち込むつもりはない」という論調を冷静に紹介しつつ、少しずつではあるが、「ソウルは危ない」と意見が目立ってきた。
想像がたくましくなってきているのだ。
彼は言う。
「もし次に韓国への本土攻撃がある場合、やはり国境のわずか25マイル南にある首都ソウルは格好のターゲットになる。
最初の猛攻で、高層ビルは次々攻撃され、大虐殺が起きるーー」
ソウルは衛星都市も含め、2000万人が住む。
カーターは、「何かが暴発する可能性がある」「誤解によって」「エスカレーションはリアルになる」と警告を続ける。
しかし、「なぜキム・ジョンウンは平和を与えないのか?」とカーターは問いかける。
2010年の北の二つの攻撃では、当時の大統領は報復せず、おとなしくしていたのに。
たしかにそうだ。
どうして核兵器にこだわり続けるのか。
不思議だ。
一方、韓国軍は北に「良い蹴り」をくらわせたくてうずうずしているという。
3度目の我慢はない。
韓国が攻撃する場合の「現実味のない」アイディアとして、キム・イルソンとキム・ジョンイルの霊廟や銅像を攻撃するのはインパクトがあるのではないかと彼は言う。シンボルが強力であればあるほど、どんなインパクトを北の人々に与えるのだろう。
今のリーダーを狙うのも軍は考えているのか。
韓国軍は地元メディアに、巡航ミサイルによって平壌の窓を狙うことができると語っているらしい。
これは、キム・ジョンウンを狙い撃ちすることができるという意味のようだ。
恐ろしい。
このコラムに対する投稿は721。
「キムはもし戦争になれば潰されるってことはわかってるよ」「アメリカは日本に原爆落とすような国」
「同じ民族の土地を破壊してなんになるんだ?」
と、英国民の関心の高さが覗える。
核保有国としての議論もあり、「我々がいつの日か、武器を捨てるということも考えなくては」「もし保有し続けた場合、それを実際に使うと思う? 平壌に核を落としてって? UKにとってなんの利益になるの?」という意見もあった。
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「北が米国を襲うという脅威は現実的ではないが、ソウルには脆弱性がある。西側は、その対応には警戒すべきだ」
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