外食は産地で楽しむ。
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フィリピンのベストドリンクとマッサージ三昧の日々。
この旅で最初に泊まったネイチャー・スパは、ドリンクや料理の素材を完全に明らかにした宿で、正直楽しい。
今後の世界的なフードトレンドは素材で、日本はその意味で昔から最先端を走っているようなものだ。
コーヒーはブレンドの時代が終わり、外食もブレンドの時代が終わる。
産地を楽しめる外食でなければ、人々は楽しめなくなるのだ。
ネイチャー・スパはその素材のほとんどを近くの自然農園で収穫し、朝に採れたハーブなどが出るのが凄い。
できれば毎週末、ここでのんびり過ごしたいくらいだ。
http://www.hirata-office.jp/topic/ikeda_yuko/juice/16.html
そう考えると、この特集の2回目で出会ったアラミッド・コーヒーは、豆の種から産地まで明らかになっているトレンドなコーヒーだった。
産地のことばかり考えていて、昨日たまたま通りがかった八幡山の孤高というラーメン屋に寄った。
麺の小麦からスープの鰹節(鹿児島枕崎産)まで、すべての食材の産地が明記されていて楽しめた。
もちろん、無化調だ。
しかし、以前に沖縄の名護で出会った沖縄そば屋には叶わない。
そもそも沖縄そばは化学調味料なしでしっかり作る店が田舎に多いが、そのそば屋は、徹底してかつお節を使っていた。スープは濃厚なかつお出汁。
素材がはっきりしていて、心地良い。
最近、コーヒーは産地と品種を楽しむ傾向にあるが、ラーメンも素材をシンプルにして、いくつかのスープを飲み比べたりしてみたい。
マッシュアップラーメンは卒業したい。
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