宇宙のバミューダ・トライアングルの謎が明らかに。
奇妙なミステリー話も、未来には科学的な話になっている場合がある。
もしかすると、バミューダ・トライアングルはそうなのかもしれない。
今日の海外メディア報道で、バミューダ・トライアングルの解明にも近づきそうな、新たな研究結果が発表された。
宇宙上の放射線を測定した結果、あるエリアの放射線量が非常に高かったのだ。
実は、スペースシャトルの乗組員が、あるエリアでラップトップコンピュータがクラッシュするという現象を体験していた。
そのエリアとは、ブラジルの海岸線上空数百キロ。
そして、それは常に移動している…。
海の上ではなく、それはほぼ宇宙空間に存在する。
なぜかというと、放射線ベルトというべき高い放射線エリアは、このブラジル沿岸200km上空からスタートし、ぐるっと放射線を描いて北半球にのびている。
これはInner Radiation Belt(ヴァンアレン帯)とも呼ばれていて、その外側にはOuter Radiation Beltもある。
ブラジル沿岸部はSouth Atlantic Anomaly (SAA、南大西洋異常帯)と呼ばれていて、1950年代に発見された。
SAAが発生する理由は、ブラジル上空の磁場が弱いためらしい。
ハッブル宇宙望遠鏡などの精密機器は、このエリアで電源をオフにするよう設定されているという。
宇宙飛行士が見る「閃光」も、ここで発生するらしい。
今回の研究を行ったのは、イタリアの天体物理学研究所。
1996年から2003年までの放射線を測定し、分析した。
西に少しずつ移動していることも確認している。
これは宇宙船に関する話だが、もし飛行機の高度で放射線の高いエリアが存在していたらどうなるのか。
存在していなくとも、時々発生するなんてことも、科学に無知な自分なら想像できる。
その場合、機器は影響を受けるのだから、バミューダの伝説も、マレーシア機の事故も説明ができるのだが。
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