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「ひとり旅」×「モーターサイクル」

ByRem York Maash Haas

11月 12, 2014
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スクリーンショット 2014-11-12 21.59.03

 

9月の中頃から旅が始まり、中休みを挟んで今月の頭に帰国した。

帰ってから溜まった仕事が忙しかったので、このブログも更新できずにいる。

 

長い旅のシーズンの中で、大きく頭の中が回転し続けているような感覚がある。

 

それは、旅に対する考え方の変化と、車というカテゴリーの新規追加だ。

 

 

 

9月の最初の旅では、「ひとり」で旅をし、感じることが自分にとっては大切だと気づいた。

若い頃はひとり旅ばかりだったが、大人になるにつれてひとり旅の機会はぐっと減っていた。

仕事で写真を撮る相手にいつも求めていることがあるかと尋ねられれば、「ひとり」でその場所に立っているように撮りたいということがある。

人間が「ひとり」になって、その場所で何かを感じている風景が撮りたいのだ。

 

そして、自分が一人で異国に立つとき、それはとてもパーソナルな感情で、他人と共有はできないものだと考えた。

万人にわかってもらえるような共通の喜びではなく、自分だけが喜べる何かなのだ。

 

後半の旅では、25歳、若き俳優の鈴木勝吾くんと旅をし、彼にとってのはじめてのヨーロッパを撮った。

旅前の打ち合わせで、「近くに私はいるけれど、「ひとり」で旅してほしい」とお願いした。

 

9月前半の旅は大勢のスタッフがいたが、みんなそれぞれが「ひとり」で歩く時間を大切にし、それぞれが大切な感情を持ち帰った。

たとえ撮影の旅でも、「ひとり」にはなれる。

 

あえて撮影のしない時間をもうけたり、話しかけない時間も作った。

 

素直に異国の風土に感激し、自分を喜ばせ、変化していく彼を見ていて、自分も感動した。

楽しかった。

 

 

異国を走る車の中で、彼にお願いしたこともある。

「車の中では、なるべく寝ないほうがいい」

 

車を単なる移動手段と考え、寝ている間に次の都市に着いているような旅はしてほしくなかった。

疲れて寝てしまうのは結構だが、「さあ、移動だから寝よう」ではなく、移動の風景を感じてほしい。

それは、ロードムービーのようなものだからだ。

 

ただ遠くへモーターサイクルを使って旅をする。

その都市のショッピングが目的ではなく、移動そのものが旅。

それが自分の今のムードだ。

 

若い頃『路上』になぜか惹かれたのも、今ならよくわかる。

 

高校1年でMTX50を買って旅に出て以来、途中で車に替えてモーターサイクルは25歳まで付き合ったが、25からは手を切った。

安全な電車派となり、車を毛嫌いしていた。

車の旅もたくさんしたが、助手席だった。

 

それが、いろいろあって9月の旅前に発売前の車を予約。

10月の帰国時に納車があり、すぐにまた旅立った。

 

「ひとり」にこだわった旅は、今なら新しい車で出来る。

 

頭の中は、開放感でいっぱいだ。

 

 

このブログは、世界のニュースを読み、日本語として伝えている。

はじまりは、アワライという活動でのニュースを伝えるもので、歌の可能性を考える場所でもある。

そして、もともとテーブルマガジンズのはじまりとなった「Shin-ku」という東京をテーマにしたWebマガジンを基にして、旅と世界の都市のカルチャーを伝えるものでもある。

 

この3つのテーマに加え、もう一つカテゴリーが誕生するだろう。

 

モーターサイクル。

 

徒然か、世界のモーターニュースを書くのかはわからない。

 

もう少し考えてみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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