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ゲタ車、下駄車の思い出。

ByRem York Maash Haas

12月 24, 2015
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「下駄車」という言葉にずっと惹かれている。

愛もなく、乱暴に扱うという意味ではなく、愛をもって乱暴に扱うという意味で。

 

この映像は、Golfを愛車として使う二人の友人の思い出話。

Golfの名前はTom。

二人の思い出を、ずっと見守り、一緒に過ごしてきたのがTom。

愛車だけども、泥水の中を走るし、多少乱暴なアクセルとブレーキになるかもしれない。

たぶんエンジンはすぐにオーバーヒートする。

 

ヨーロッパに行くと、そんな下駄的な車が多い。

あまりに洗車されていないのは、さすがに嫌だなと思ったけれど、昔のGolfやAudiが細い石畳の路地をするすると通り抜ける様子はCMのよう。

 

下駄車。ゲタ車。

私の友人のHachiii(フィアット・パンダ)も原田さん(シトロエンC4ピカソ)も、そういった使い方をしたいと常々話している。みんなほぼ新車なのに、何十年も乗ってゲタ車を目指す。

最近中古のジムニーを買ったMさんも、きっと土でむちゃくちゃに汚して喜ぶだろう。

 

いいなぁと思いながら、ふと思い出す、昔の自分のクルマ。

沖縄で乗っていた、ニッサン・バネット。

ビニールのシートはサーフィンのあとに乗っても平気。

多少砂が残っていても乾いたらはたくだけ。

サーフボードも乗るし、引っ越しにも使った。

海の前で友人がバックして後ろを凹ましたけども、なんとも気にならなかった。

洗車はしたことがない。

 

正直、かっこいい車ではなかった。

昔のビートルとどっちにしようか迷って決めたので、完全にゲタ。

決め手はウィンド・サーフィンやロングボードが載るかどうかだった。

 

もし、あの車が古いGolfやPolo、パンダであったりして、屋根にサーフボードを載せていたら、もっとかっこよかったし、楽しかったと思う。

でも、本当にあのバネットは活躍した。沖縄中を走り回り、すぐにオーバーヒートし、NHKの急な坂は雨の日になると登るのがとても難しかった。

アクセルを踏んだから楽しいというのも、なかったけれど、あのバネットとの時間は楽しかったので、あればGolfだったら…と考えるのは失礼だし、彼に悪い。

 

今の車は、サーフィンのあとに、濡れた体のままで乗ることはできない。

バネットみたいに乱暴に使いたいけれど、まだちょっと早いデミオの購入は2014年10月。半年後に同じデミオに買い換えたので、まだ半年ちょっと)。

 

10年くらいしたら、もっと乱暴に、ゲタ的に使えるだろうか。

まだ傷はつけたくないけれど。

 

 

 

 

 

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