韓国にスポーツマンシップは存在するのか
ロンドン五輪日韓戦後の竹島に関する韓国選手の行動について、IOCだけでなくFIFAが調査に乗り出したと米版ESPN(記事元AP通信)が伝えている。
政治的声明を禁止しているのは、IOCだけではなく、FIFAも同様だ。
今のところ、「ドクトは韓国の領土」という旗を掲げた選手は表彰式に出席を禁止された。
FIFAは独自に今回の事件に関する調査を始めたと発表した。
今回のオリンピックでは、韓国人選手や韓国国民の行為がクローズアップされた。
フェンシングでの判定を不服とした韓国人選手の座り込み抗議と、相手のドイツ人選手へのネット攻撃。
韓国人を批判したスイス人サッカー選手への行き過ぎたネット攻撃。
日韓戦での政治的メッセージの旗を持った観客席の韓国人。
他国に比べて強すぎるナショナリズムが起こすこれらの行為は、他国から見ると異質であるということを韓国人たちが気づいていない。
他にも選手村でのストーカー行為や、コックへの暴行疑惑など嘘か本当か見分けがつかない事件も囁かれており、韓国人に対する評判を下げる結果となっている。
これは韓国人にとってメリットのあることではないが、その原因についても教育や国民性、遺伝子の問題など、さまざまな悪評がひろがっている。
これらの問題は今に始まったことではなく、古くはソウルオリンピックの有名なボクシング暴動座り込み抗議事件がある。
また、ロンドンオリンピックの女子バスケ最終予選では、負けるとわかってから韓国選手が暴行的行為を繰り返した。
このまま韓国が世界から尊敬を失うのを、韓国政府も韓国国民も許していいのか。
韓国が完全に嫌われてしまう前に、教育なり、行動規範なり、韓国自ら意識改革を進めなければ、その国で開かれる冬季オリンピックはすぐにやってくる。
政治を絡めたときに起こる不快感
今回の日韓戦では、多くの人が政治的な悪感情と試合が結びつけられてしまったことに、不快感を感じた。
韓国人にもそういう人は多かったかもしれない。
韓国の大統領が行った、日韓戦前の行動によって、スポーツマンシップに則った清々しい試合はすでに存在していなかった。
かつて敵国だったアメリカと日本の女子サッカー決勝戦の清々しさに比べ、この不快感。
誰がアメリカとの決勝戦で、原爆や空襲のことを考えただろうか。
しかし、男子の日韓戦では、試合がはじまってすぐ、韓国人選手がラフプレーを繰り返した。
イエローカードをためた韓国人選手の動きを見て、日本勝利はない。と感じた人もいたはずだ。
ラフプレーをしない他国の選手と美しい試合をしてきた日本人選手は、そのプレッシャーに完全に冷静さを失っていた。
韓国人選手らの日本戦に対する意識は、スポーツの域を超えていた。
2点目を決めた韓国人選手は、前半の途中、審判に猛抗議したが、その表情は少し異常とも言えるほど興奮していた。
彼らの表情に、「政治」が見えた。
韓国を破って銅メダルを獲得した女子バレーや、銀メダルに終わったなでしこは、勝利や敗北に関して、ただスポーツ的に泣いていた。
悔しくて泣き、嬉しくて泣いていた。
その純粋さに日本国民や世界の人々が心打たれたのであり、スポーツやオリンピックの素晴らしさを再確認できた。
男子の大津選手は「自分が下手で悔しい」とコメントしたが、それこそがスポーツマンシップ。
猿まねジェスチャーも政治的表現も一切しないし、そういう発想がない。
日本がいつどこでそういったスポーツマンシップを学んだのか、最初から持っていたのかわからないが、少なくともそれが世界標準であり、世界の人々と共感できる態度であることは確かだ。
文 沼畑直樹
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