オートキャンプで星空を眺めたいときのオススメ双眼鏡5選
「クルマで自然の中に佇みたい」という希望を叶えてくれるのがオートキャンプだが、その魅力のひとつに焚き火で過ごす夜がある。
どんな遊びよりも原始的で、深く祖先と同じ時間を共有しているような気になる、と表現すると大げさだろうか。
ふと空を見上げると、星が見える。
場所によっては天の川も、アンドロメダ大星雲の「もや」さえ見えてきそうな気がする。
そんなとき、両手で掴みたいのが双眼鏡だ。
双眼鏡は、野生動物を見るにも適していて、ハンティングのような気分になる。
これもキャンプや焚き火と一緒で、昔の人々との共感性がある。
そして星を見ると、またなにか原始的なロマンチックな想いに浸れるのだ。
そういった想いを叶える双眼鏡は、多くはない。
小さいとなんだか現代社会のガジェットのようで、軽くて便利だけどハンティング感がない。
双眼鏡は生きる術であり、どっしりと両手で構えたいのだ。
かといって、三脚を使うわけではないので、倍率が高すぎるのも難しい。手振れがあるからだ。
素人の運動会ムービーのように、酔ってしまう。
そのため、難しいことは言わずに、10倍でやめておこう。8倍でもいいが、10倍のほうが大きさとしてもどっしりしているからだ。
そういった条件を満たすのは、まずこの双眼鏡。
KOWA 10倍双眼鏡 SV50-10
Kowa 双眼鏡 ダハプリズム式 10倍50口径 SV10x50 SV50-10(Amazon)
宙ガールとしてはKowaならYF-30-8もしくは10だと思うところだが、ワイルド性も求めるならそれでは物足りない。
軽すぎて小さい、というのは野生動物を追う双眼鏡ではない。コンサートでアイドルを見るための双眼鏡に近い。
一方、このSV50-10はまず、長さが178mm(普通、双眼鏡の比較で長さはあまり問題にならないが)。
大きければ大きいほど、長ければ長いほど本格的でクールになってくるのだが、実際に使うのに限界はある。
バランスを考えると、この178mmがベストなのだ。また、重さも740gと、ほどよく重く、ほどよく軽い。
ちなみにYF-30-8は500gを切っている。軽すぎるのだ。
SV50-10を勧めるもう一つの理由は、値段だ。公式には35,000円だが、現在は3万円ほどで手に入る。
それでも高価だし、もっと高価なものもあるが、どっぷりと本格的な世界に足を踏み入れるギリギリがこの値段だ。
YF-30-8は実質8000円ほどで、お手軽すぎる。
KOWA 10倍双眼鏡 BD56-10(プロミナール)
Kowa 双眼鏡 ダハプリズム式 10倍56口径 完全防水 BD56-10XD PROMINAR(Amazon)
SV50のライバルは同じKowaのBD-56-10だと言いたいが、値段がまったく違う。こちらは95,000円(現在5万円ほど)だ。
それでも、レンズ径が56mmと、50mmのSV50より大きい。つまり迫力がある。
しかし、コンパクトが売りなので、長さは167mmと短い。
重さは1050g。
つまり、凝縮感があって、よりプロっぽいのだ。プロミナールという名前は、色のにじみの低減に優れた素材を使ったモデルに使われるもの。低減に有効なフローライト・クリスタルとほぼ同等の実力を持つ。
また、ラバー外装ボディのさわり心地がまたいい。(SVはラバーコート)
ちなみに、さらに上のクラスのジェネシスは緑色で、よりワイルド感がある。
VIXEN ニューフォレスタHR10
VIXEN 双眼鏡 10倍 50mm ニューフォレスタHR10×50WP ダハ型 径 Vixen [ビクセン] アウトドア 天体観測(Amazon)
値段はSV50とほぼ同じ、重さもほぼ同じ760g。
長さは168mmと、ビクセンにおけるSV50のライバルはこれだ。
円筒形の味気ない筒型でないところもいい。
種類としてはダハプリズムという部分も同じなので、あとは質感、さわり心地で勝負となる。
Nikon プロスタッフ5 PS5 10
Nikon 双眼鏡 プロスタッフ 5 10X42 ダハプリズム 10倍42口径 PS510X42(Amazon)
ニコンファンには2014年に発売されたプロスタッフ5は42口径ながら現在16,000円とリーズナブル。
質感はプラスチックだが、デザインも他と遜色なく、ニコンのカメラのデザインが好きな人には相性が良い。
長さは165mmで、重さは他より軽く630g。ダハプリズムでマルチコート、防水と、他と同じ性能が備わっている。
番外編 手振れ防振のデザイン Canon BINOCULARS
Canon 双眼鏡 12×36 IS Ⅲ BINO12X36IS3(Amazon)
手振れ補正のため、デザインも他と違うキャノンのBINOCULARS。
8倍も10倍もあるけれど、手振れしないなら12倍からでもいい。
ただし、12倍は値段が実売9万円程度と高い。
防振機能は単三アルカリ電池で使う。
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