中国に部品を発注したせいで大量リコール 英ブラック・キャブタクシーの生産会社が経営破綻
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ロンドンのブラック・キャブタクシーは、観光には欠かせない移動ツールだが、生産を中国に任せてしまったことで大問題となっている。
生産コストを下げるために、部品のほとんどは上海の工場で作られているのだが、それがあだとなった。
見事なまでに欠陥品が続出したのだ。そのため、コベントリーの本社は、2万台をリコール。
リコールでは、部品を自社負担で取り替えなくてはならない。また、早急に取り替える必要があるため、高い部品メーカーに発注しなければならない。そのせいで、会社はついに経営破綻に追い込まれてしまった。今後に関しては誰も何も分からない状況だ。
このまま会社はなくなり、ブラック・キャブは消えてしまうのか。
F2の放送では、ブラック・キャブの運転手にインタビュー。
車に対する批判コメントが集まった。
「エンジンは故障してばかり」「悪質のエンジンだ。ひどい車を造っている」
こんな調子だから、今、ロンドンはドイツ製のタクシーが増え続けている。
ブラック・キャブを生産していたのは、マンガンズ・ブロンズという会社で、1948年からブラック・キャブを造り続けてきた。
ブラック・キャブの生産コストは1台3万ユーロ。独特の作りのため、少々割高だ。
そのせいか、3年ほど前にすでに経営破綻の前兆があり、その際に安い部品を得るために中国に発注をかけたのだった。
CEOジョン・ラッセルは、10月頃、救済のための交渉を各地で続けていたが、いずれも上手くいかなかった。
20パーセントの株を持つ中国の吉利との交渉も決裂した。
さようならブラック・キャブ。中国にはもう二度と部品は発注しない…(英国民)。
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