Hush-A-Bye(All the pretty little horses)はプロテストソングだった

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以前にも紹介した〈Hush-A-Bye〉という子守唄。雨の日にこの歌を聞いていると本当に切なくなります。最近雨なので頭の中にこの歌が巡り、ひさびさにYoutubeで映像を探してみました。

検索するとHush〜だとあまりないので、原曲名の〈All the pretty little horses〉で調べたのですが、やはりまだ映像数がそれほどない。それで、いろいろバージョンがあるうち、普通に歌っている映像が上のものでした。

ただ、この人の書いた説明書きが、気になるのです。

よく読んでみると、この歌は実はプロテストソング(抗議の歌)なんですよと書いてあったのです。
彼が言うには、奴隷の女性が、主人の子供の世話を強制させられ、自分の子供が放置されてしまっていることを歌ったということらしいのです。
歌詞を良く読んでみると、確かにそんな感じです。
Hush-a-byeというのは「おねむり」。

母親は我が子に向かって「泣かないで」と歌っていますが、これは目の前にいる子供ではなくて、家で一人でいる我が子に向かって歌っているということですね。
「もしあなたが起きたら、いろんな子馬がいるから」
Dapples and Greysというのは灰色のまだらの品種。Pintos and baysは牛のような模様で、その模様が茶色の品種です。
訳が正しいか分かりませんが、おそらく子供が子馬が好きで、子馬を見れると思ったらすやすやと眠りについたのでしょう。

そして母親は、草原の向こうにいる可哀想な我が子が泣いていると歌います。
そして、「鳥と蝶々が子供の目のまわりを飛んでいる birds and butterflies
flutter ‘round his eyes」という若干意味不明な歌詞が登場します。
実は、この歌詞は後に子守唄として優しくするために変えられたもので、元々は「birds and butterflies, peck at his eyes」で、「彼の目をつついている」だったと言うのです。(英版ウィキペディアより)

 

上の映像の彼が言うには、それが蜂だったとも書いています。
1939年にアメリカ南部で採集した音源には、黒人女性の歌ったAll the pretty little horsesが残っています。
All the pretty little horses (The John and Ruby Lomax 1939 Southen States Recordingn Trip)

 

 

以下、日本語訳は勝手にアワライで訳したものです。

 

 

Hush-a-bye, Don’t you cry, Go to sleep my little baby
おやすみ泣かないで、おやすみよ

When you wake, you shall have, all the pretty little horses.
目が覚めたら、かわいい子馬は全部あなたのもの

Dapples and Greys, Pintos and Bays, Coach and six little horses.
ダプルズアングレイも、ピントスエンベイズも、6頭の子馬の馬車だって

Hush-a-bye, Don’t you cry, Go to sleep my little baby

 

When you wake, you shall have, all the pretty little horses.
Way down yonder in the meadow
草原のずっと向こうを下っていくと
poor little baby cries mama
可哀想な我が子がママと泣いている

birds and butterflies flutter ‘round his eyes(the bees and the flies are pickin’ out its eyes )
鳥と蝶々が彼の目のまわりを飛んでいるのに(目をつつかれて)
poor little baby cries mama

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