ジマーマン両親「自宅に戻るべきではない」

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ジマーマン無罪に対するニュースで米メディアは持ちきりになっている。

ABCNEWSはジマーマンの両親に対してインタビューしている。

両親によると、彼や家族に対する脅迫はすでに大量に発生していて、事件前のように暮らすことはほぼ不可能と感じているという。

また、ジマーマンの冷静な態度について、「いつもそう育ててきた」と発言している。

 

両親は彼が裁判所を出てからまだ会っていないという。

当然、フロリダ州オーランドの自宅に彼は戻るべきではないとも考えている。

 

裁判では彼が本当に正当防衛で撃ったかどうかが争点だったが、無罪となって本当の国民感情が溢れ出ている。

結局は、なぜ非武装の10代の黒人少年を白人系の男性が疑ったのかどうかということだ。

そもそも、ジマーマンが正義感に高揚して黒人少年を疑ったことがすべての始まりだ。

それは最悪の結果となり、揉めた挙げ句にジマーマンは恐怖を感じて少年を撃ってしまった。

 

日本人の感覚としては、「銃を撃ってしまってはおしまい」だが、ジマーマンは少年に殴られ、恐怖を感じ、銃に手を出した。

銃を奪われるという恐怖感があったからだ。

 

しかし、「奪われるという恐怖感」は、銃を持っているからに他ならない。

持っている限り、奪われる恐怖感は付きまとう。

持っている人が、奪われる恐怖を感じたとき、撃っていいのか。

殺人者となって、人の命を奪ってもいいのか。

被害者の黒人少年が、本当に銃を奪おうとしていたわけではない。

「銃を奪われる恐怖」は、単にジマーマンの恐怖感から来たものだ。

 

自分の町を守ろうとする正義感から、市民ボランティアの警備活動は各地で行われているという。

しかし、ジマーマンのような銃を持った青年のアマチュアな警備活動は、「殺人事件」を生んだ。

もし彼が集中的に黒人の人を警備活動のターゲットにしていたのなら、やはり問題だ。

 

マーシュでは事件発生当初、世論が「ジマーマン犯行説」で染まる中、ジマーマンの正当防衛説を支持していた。

結局は正当防衛だったが、問題は正当防衛か否かではなかった。

 

ジマーマンのような活動によって、若い命がターゲットにされた黒人社会は、怒りの声が収まることはないのだ。

 

 

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