先進各国が安全性の面から利用を認めていない事故多発機がある。
中国製のMA60(Xian MA60)だ。
中国はこのオンボロ機を、トンガに無償で提供した。
週末、トンガ政府は歓迎セレモニーで、安全性も確かだと訴えた。
それに怒ったのが NZ政府。
今までトンガではNZ国営の航空会社Chathams Pacific Airlineが独占していたからだ。
観光面での財政援助を続けてきたが、それも打ち切る可能性がある。
しかし、NZ政府が主張しているのは、自分たちのシェアを汚されたからだけではない。
その中国のとんでもなく危険な航空機への警告だ。
2009年のフィリピンでの事故を皮切りに、ボリビア、ミャンマー、ジンバブエなどで深刻な事故が11件もおき、この2ヶ月で3件も発生している。
事故が起きた国はアフリカや南米、東南アジア。
先進国ではこの機体の利用を認めていないため、第三国でのみ、活躍しているのだ。
それにしても、墜落してしまうような機体は認められるべきではない。
2011年、このMA60はインドネシアで墜落。乗員乗客27名全員が死亡した。
最近2件も連続して事故が発生したミャンマーでは、 MA60の飛行をついに中止。
まさに「死の航空機」だが、無償で与えられると、欲しがる国もあるのだ。
中国は年内にもう一機、トンガに送る予定だという。
NZ政府としては、トンガへの旅行に対して、注意を呼びかける予定。
日本人としても、トンガでの旅行では決して MA60に乗らないように気をつけてほしい。
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